1978年生まれ。埼玉大学経済学部卒業後、国内大手金融機関、外資系金融機関勤務を経て独立し、株式会社ライフサポートを設立。25年以上の株式投資経験を活かし、徹底的に企業の決算短信を読み込み、チャート分析からはわからない経済分析、個別企業分析をYouTube「カブアカちゃんねる」で展開。全決算を最速分析しているnote『カブアカマガジン』を日々更新中。
フィジカルAIで日本株に再評価の可能性
そんな中でAIの次のテーマとして「フィジカルAI」が浮上してきた。
日本企業はAIに乗り遅れてはいるが、この文脈から、富士通(6702)、日立(6501)、ファナック(6954)が注目されている。
実際、富士通のスパコンとAIの親和性があるだろうと思ってポジションを取ったところ、エヌビディアとの提携報道をきっかけに株価が反応した。
日立製作所も同様で、オープンAIと電力消費効率化の取り組みなどで共同開発・協業プロジェクトの発表があると爆上げしている。


もう一つのセクターとして注目したいのが小型の軍需株だ。その代表例が日本アビオニクス(6946)である。
以前は見るに値しないレベルの決算が続いていたが、直近で突如として好転し、会社の予想がアナリストの期待を上回り始めた。これは業績向上の初動の可能性が高いと考える。さらに1500億円規模の国産衛星インフラ整備という国策予算の計上は、同社のような小型銘柄の業績を大きく跳ね上げるインパクトとなるだろう。
ただ、大株主が株を固めていて浮動株が少ないため、値動きが荒くなりやすい点に注意が必要だ。

中国レアアース規制と市場の本音
中国によるレアアース輸出規制は、市場に大きな緊張をもたらした。
具体的には、信越化学、フジミインコーポレートテッド、PDK、日東電工、村田製作所、ニコン、キヤノン、HOYA、安川電機、ファナックなど、影響を受ける企業は多数存在する。
しかし、当初考えていたほど市場全体としては大崩れしなかった。
この背景には、中国自身の経済が厳しい状況で、最大の売り先である日本を完全に失う余裕はないと見ているのだと思う。習近平はメンツを重視するが、最終的には「オールウエイズ・チキンアウト(Always chicken out=最後は必ずしり込みする)」して妥協するだろうと、市場は見越しているのではないかと思う。










