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個人資産249億円が消失 ネット銀行・証券・仮想通貨…デジタル資産の相続リスク

ネット銀行やオンライン証券、仮想通貨などのデジタル金融資産が、相続されないまま消えている。50代を対象にした調査では、個人資産で年間249億円が失われている可能性が浮かび上がった。その背景にある“見えない相続リスク”

Gold beans.編集部2025/12/23

個人資産249億円が消失 ネット銀行・証券・仮想通貨…デジタル資産の相続リスク
  • ネット銀行や証券、仮想通貨などのデジタル金融資産が相続されず消失している
  • デジタル資産が増える中で、家族が資産の存在を把握できないリスクが高まっている
  • 制度整備や民間サービスが進む「デジタル遺言書」で相続対策を考える必要性も

家族には見えないデジタル金融資産

デジタル化の進展により、私たちの資産管理の在り方は大きく変わった。ネット銀行、オンライン証券、仮想通貨といったデジタルを活用した金融取引が増えるなかで、利便性が高い一方、ネット上で管理する金融資産の相続という場面では、新たなリスクを抱えていることが見えてきた。

GOODREI(本社:東京都中央区)が、デジタル金融資産を保有する50代480名を対象に実施した調査によると、ネット銀行、オンライン証券、仮想通貨の3分野だけでも、年間約249億円相当のデジタル資産が「相続されないまま消失」している可能性があるという結果を公表した。
今回の調査では、50代の人が急逝した場合の金融資産の内訳として、ネット銀行預金=25万1,089円、ネット証券=15万2,775円、仮想通貨=7万3,759円となり、一人当たりの平均額は約47万7,623円になるという。

デジタル資産が相続されない理由は、デジタル金融資産特有の「見えにくさ」にあるという。デジタル資産は紙の通帳や郵送物が存在せず、IDやパスワードも個人で管理され、スマートフォンや本人の記憶などに集約されているため、家族であっても知らされていないことが多い。
そのため、所有者が急逝した場合、家族がその存在自体に気づくことなく、相続手続きに進めない事例が増えているというわけだ。

半数の人のデジタル金融資産は引き継がれない

GOODREI社の過去調査でも、遺族が生前に故人がどのようなデジタル金融サービスを利用していたかを把握していた割合は45%にとどまり、半数以上が「利用サービスすら分からない」と回答している。つまり、デジタル資産は、相続どころか認識もされないまま消えてしまっているのだ。

今回の調査のポイントは、50代という年齢層に着目し、相続不能リスクが高いことを指摘している点だ。

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