1978年生まれ。埼玉大学経済学部卒業後、国内大手金融機関、外資系金融機関勤務を経て独立し、株式会社ライフサポートを設立。25年以上の株式投資経験を活かし、徹底的に企業の決算短信を読み込み、チャート分析からはわからない経済分析、個別企業分析をYouTube「カブアカちゃんねる」で展開。全決算を最速分析しているnote『カブアカマガジン』を日々更新中。
損切り自己ルールでは勝てない、5%はナンピン圏内
最近、「損切りルール」という考え方についてだ。投資家の多くが「○%下がったら損切り」という自分なりのルールを決めている方も多い。あるYouTubeで【250億投資家】株仙人・五月さんこと片山晃さんが「5%下がったら即損切り」というルールをしているが勝てないという相談者がいたが、私は「5%下落で売るつもりなら、その銘柄は最初から買うべきではない」、と考える。株式相場における5%など、大口投資家が一人参加しただけで、一瞬で動く値幅であり、それをふまえれば、5%で損切りルールなど愚の骨頂だ。
しっかりと時間をかけて選び抜いた銘柄であれば、むしろ5%下落の局面はナンピンの対象で、価格変動を前提として付き合うべきだろう。
相場には浮き沈みがあることを受け入れられない投資家は、得てしてテクニカル分析を曲解し、未来を予測できるものと妄信する人が多いように思える。その結果、「自分が売った後に株価が上がる」経験を繰り返すことになるのではなかろうか。
「何故その銘柄なのか?」という観点からじっくりと銘柄を選定する姿勢こそが、最終的な勝つ投資につながると思うのだ。
簡単にAIバブルが弾けないこれだけの理由

AIバブル崩壊についてさまざまなところで、駆られているが、私は思ったよりも簡単には起こらないと思っている。それはかつてのバブルとして弾けたITブームと今のAIブームとは同列に語ることはできない決定的な理由があるだ。
当時のITブームはぽっと出の新興ベンチャーが雨後の竹の子のように出てきてバブルを形成した。しかし、今のAI競争の主役は、Google(アルファベット)、オラクル、エヌビディア、オープンAIといった超巨大企業で、登場企業の「格」が違う。こういった超巨大企業がITブームの時とは桁違いの、国家予算級の投資を行っている。仮にそれが水泡に帰すとしても、そんなすぐに起こるとは思えない。こうしたことからAI相場は長期化しやすいと考えている。
加えて、AIは「収益化が見えない」と言われてきたが、GoogleのGemini登場はその流れを変えたように思う。使ってみるとわかると思うが、GeminiはChatGPTを性能面で上回ると評価されており、私も使ってみてそう感じた。
さらにGoogleは検索という確立されたマネタイズモデルを持つ。つまり「すでに収益化できている企業」がAI戦争に本格参戦したことは、Geminiは収益化につながるAIで、このこともバブル崩壊を先送りする材料になったと思う。
バブルが弾けた時の破壊力ばかりが語られがちだが、仮に崩壊するとしても、巨額投資を行う企業が無我夢中で資金集めを行って全力投資している動きが、そんな今すぐに終わるとは考えにくく、その前に設備投資の陰りなどがデータとして見えてくると考える。










