首都圏の中古マンション価格も、ついにバブル期超え
中古住宅市場も全国的に活況だ。
東日本不動産流通機構、近畿圏不動産流通機構の2025年5月期のマンスリーレポートによると。5月時点の首都圏、近畿圏の両地域の中古マンションおよび戸建て住宅の成約件数が軒並み2ケタの増加を記録した。
中でも都心部を中心に高価格帯物件への需要が根強いことをことがわかった。とりわけ、東京都区部や大阪市など利便性の高いエリアでは、㎡単価・成約価格ともに上昇が続く。一方、郊外エリアや地方部では価格の下落も顕在化しており、エリアごとの需給差がより鮮明になった。
首都圏の中古マンション市場では、成約件数が3841件(前年比+35.0%)と7カ月連続で増加した。成約㎡単価は84.06万円(同+10.2%)と、バブル期ピークの1990年10月(83.50万円)を上回った。単価上昇は61カ月連続の、高水準の取引が続いている。
エリア別の動向を見ると、東京都区部は1768件(同+40.5%)と最も多くで、㎡単価は128.65万円(同+13.3%)と突出して高い。多摩エリアも359件(+29.1%)で、単価は53.93万円(+1.6%)と2カ月ぶりに上昇を示した。
埼玉県の445件(+35.3%)や千葉県の371件、(+12.4%)も成約件数が増加しているが、価格は埼玉県で42.10万円(-2.5%)、千葉県は39.95万円(+2.2%)とマイナス、もしくは低い伸び率になっている。
この傾向は神奈川県も同様で、横浜、川崎市は652件(+34.2%)、その他も(246件、+50.0%)と件数が伸びているが、㎡単価はそれぞれ62.02万円(-1.5%)、43.73万円(-7.4%)下落いている。
中古戸建ても活況だが、価格は調整局面か
中古戸建市場も好調で、成約件数は1784件(+62.8%)と7カ月連続の増加。とくに東京都区部は357件(+62.3%)、埼玉県(407件、+80.9%)、千葉県(369件、+64.0%)と大幅な伸びている。
成約価格は東京都区部で6898万円(+11.3%)上昇しているが、多摩や神奈川、埼玉、千葉は前年割れとなっており、都心部と郊外ではその結果に大きな違いが出ている。
とくに神奈川県ほか地域は223件(+97.3%)と件数は急増したが、価格は3,166万円(-4.8%)とその傾向は顕著になっている。つまり、郊外においては取引は活発なものの、価格面ではやや調整色が出ているようだ。