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高齢者の孤独死も防ぐ 空き家をシェアハウスで利活用

高齢化社会が進み、単身高齢者が賃貸住宅の入居を断られるケースが増えている。その一方で増える空き家。この2つの問題を一挙に解決しようというのが高齢者向けシェアハウスだ。しかも、空き家のオーナーにもメリットがあるという。そんな空き家利活用の方法とはどういうものなのか。

Gold beans.編集部2024/03/12

サ高住ではなく「仕事付高齢者住宅」

そこで空き家を活用し、高齢者の住居問題解決する、いわば一石二鳥の取り組みをしているのが東京都江戸川区に本部を置く「居住支援法人・一般社団法人 生涯現役ハウス」の代表理事・持田昇⼀さんである。

代表理事・持田昇⼀さん

この生涯現役ハウスは江戸川区役所からほんの1、2分のところにあり、住まいと暮らしの相談窓口「あんしん住宅 えどがわDEPOT」という事務所を開き、高齢者や障害などさまざまな理由で賃貸住宅を借りにくい人の相談を受けている。
「えどがわDEPOTは、住むところがないということから、空き家、リフォームなど住まい関することであれば、どんな相談でもお受けしています。江戸川区役所から1分ほどのところにあるので、区との契約関係は一切なのですが、便利ということで、区役所から紹介されて相談に訪れる方もいます」
と話す持田さん。

生涯現役ハウス設立のそもそものきっかけは、次のようなことだった。
「サービス付高齢者住宅というのがありますが、高齢者だからとサービスを受けるだけではない、仕事もできるということで『仕事付高齢者住宅』という論文を発表したことが始まりです」
ということもあって「生涯現役ハウス」というネーミングにつながったらしい。とはいえ、真の目的はもう1つ違うところにもある。

「これからの日本は高齢社会で、同時に人口減少も進みます、2100年ごろには日本の人口数は明治の終わりから大正の初めぐらいまで減少してしまいます。そうなれば空き家がどんどん増えて町や住宅地がスポンジ化していってしまう。その一方でタワマンのような新しいマンションが建設されていきます。こうした状況下では、町づくりのバランスを考える必要があります。また、高齢者の孤独死の問題もクロースアップされています。江戸川区でも高齢者の孤独死が問題になっており、これによって賃貸住宅の大家さんが高齢者の入居に二の足を踏むようになっており、これらの問題に対処しなくてはならないと考えるようになりました。そこで空き家と高齢者のマッチングできないかと思ったのです」

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