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元ギャル・黒田実緒/建設業を本気で良くする株式会社社長に聞く HPで人手不足の建設業を次世代へつなぐ

求人を出しても人が来ない、技術を継ぐ若者がいない――深刻な人手不足に直面する建設業界で、HPひとつで採用・受注を劇的に変えてきた黒田実緒の現場にこだわるその理由とは何か(敬称略)

小川純2026/07/17

「誰のために働くか」がその答えのヒント

経営者、従業員、その家族との繋がりも大切にする

帰国後の就職活動で、初めて自分の過去と向き合った黒田。「誰のために働くか」を問い直したとき、浮かんだのは、休日も作業着を着ていた父親の姿だった。

初めて就職活動をした時、「誰のために仕事の時間を使いたいのか」という角度で自分の過去を見直してみました。そのときに思い浮かんだのが中学生のころ、休日も関係なく作業着でいた父の姿でした。その当時は父とデパートに行くなんて絶対イヤだって思っていた。スーツを着た男性と結婚するんだ、なんて勝手に思っていました(笑)。

そんな過去を振り返った時、こんなに身近にいる私が知らず知らずのうちに職業に偏見を持っていたことに気がついたんです。それが衝撃で、悲しくなって……。父のことを尊敬しているし、父のような誠実でプライドを持った人がたくさんいる建設業界のことを、もっと多くの人に知ってほしいと思ったのです。

建設事業者が集まる飲み会にいきなり参加

思い立ったら即行動。ネットで見つけた建設業の飲み会に一人で飛び込んだ。コネも実績も、何一つない状態からのスタートだった。

ネットを見ていたら「建設職人甲子園」という団体を見つけ、その団体の飲み会の告知があったので申し込みました。あとで聞くと、この飲み会に一般の人が飛び込みで入ってくることはなかったらしくて、20代の女の子がいきなり現れたものだから、みんな物珍しさで声をかけてもらいました。そこから人脈がどんどんつながっていきました。
ウェブのスキルは、飲食店で働いていたころに縁のあったHP制作会社の社長さんから「建設業に貢献したいなら、うちで一緒にやってみないか」と声をかけてもらって、そこに入社させてもらいました。
建設関連会社はWEBマーケティングは苦手だったので、私がやりたかった建設業とデジタルの組み合わせがマッチしたというのは、偶然の産物だったと思います。

外せないルール――思いつきで話すお客に引きずられない

クライアントに伝える内容、方向性を説明しながら仕事を進める

そこで実績を積み技術を身につけ、独立。今もHP制作にあたって、絶対に外せないルールがあるという。

インスタや、動画を作るにしても「これは何の目的で、誰に向けて作っているのか」を常に軸にする。お客さんは思いつきで、あれもこれも入れたいと言ってきます。
もちろん、それも取り入れますが、最初の目的からずらさないこと。そのことをこちらがしっかりグリップしないとダメです。そこで流されてしまうと、誰にも刺さらないコンテンツができあがってしまいます。
そこで必要なことは目的から逆算して、ターゲットに対してどんな訴求をすれば興味を持ってもらえるかを徹底的に考えることです。

建設業を次の世代へ――「見える化」が紡ぐ、会社の未来

これまで「人手不足」と「事業承継」という2つの課題を「見える化」によって、多くの建設会社を支援してきた黒田。建設業を本気で良くする株式会社が目指すものとは何か。

黒田の挑戦はこれからも続く

私たちのミッションは、建設業を次の世代につなぐことです。人材採用は、つまりは会社を継続させることが目的です。今、事業承継が業界全体の深刻な問題になっていますが、その課題解決で私たちが一番価値を発揮できると思っています。
思いを言葉、映像にして、見える化することで次の世代につないでいく。言葉になっているから認識できる、信じられる。思いが伝わるから共感が生まれ、応援したくなる。
言語化されていない技術や思いを掴み、届けたい相手に届ける。これからもそれをずっとやり続けていきたいと思っています。

建設業を本気で良くする株式会社:https://kensetsu-yokusuru.com/

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この記事を書いた人

小川純

小川純編集・ライター

週刊、月刊誌の編集記者、出版社勤務を経て現職。経済・事件・ビジネス、またファイナンシャルプランナーの知識を生かし、年金や保険、企業レポートなど幅広いジャンルで編集ライターとして雑誌などでの執筆活動。ビジネス書、経済書などの書籍編集を行っている。

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