「ポスト岸田」自民党総裁選挙――官僚の嫌われ者は誰だ?

岸田文雄首相が突然の総裁選不出馬を表明によってはじまった自民党総裁選挙。派閥がなくなったことから続々と候補者が名乗りを上げている。そんな総裁選挙だが、次は誰かで気が気でないが官僚たちだ。そんな官僚たちがなってほしくないと思っている候補者、嫌われ者は誰か?

Gold beans.編集部2024/08/31

「ポスト岸田」自民党総裁選挙――官僚の嫌われ者は誰だ?
  • 国民人気の高い小泉元環境相は言動が予測不能が不安材料
  • ダントツで嫌われる河野デジタル相、上川外務省
  • 官僚が寄りつかない茂木幹事長、周囲の人間が不安な野田元総務相

石破、茂木、野田の官僚評は?

これまでの自民党総裁選挙は、派閥の離合集散で総理総裁を選んできた。しかし、曲がりなりにも自民党内には麻生派(志公会)を除く派閥がなくなったことで今回の総裁選挙では、次々と候補者が名乗りを上げている。
国会議員や長老、マスコミ報道とは別にもう1つ独自の視点、論理から自民党総裁選挙を見つめている集団がある。それは霞ヶ関の官僚たちだ。そんな官僚たちの視点から「この候補だけはやめてほしい」という嫌われ候補とその理由。

まずは、国民からの支持が高く、今回が最後の挑戦という石破茂元幹事長
石破氏の場合は国会議員の人気もないが、霞ヶ関の人気もイマイチらしい。「独特の雰囲気で話し方で地方での講演をすると人気があるのですが、個人的な付き合いをしないので人望がない」(自民党関係者)ということで、霞ヶ関の官僚にとってはあまり得意でない人物のようである。

平成研究会(旧経世会)の領袖だった茂木敏充自民党幹事長
東大経済学部卒、ハーバード大学MBA、丸紅、読売新聞政治部、マッキンゼーとその経歴は華々しい。しかし、そのせいか平議員時代から人間を見下す姿勢があって人望がないといわれてきた。とくに「切れ者ではあるけれど、自分以外はみんなバカに見えるという感じなんです」(自民党関係者)と、官僚への接し方もきつく、官僚から好かれていないようだ。

推薦人集めで苦労している野田聖子元総務相だが、不人気の理由は野田氏本人が問題ではなく、配偶者や周辺に集まる人たちによるものである。
最近も週刊新潮で夫の不倫が報道されたばかり。そもそもこの夫は週刊文春で「会津小鉄会」傘下の「昌山組」に所属する暴力団員だったと報道され、その真贋について最高裁まで争われた結果「暴力団に所属していたことは真実である」という判決が確定している。
反社会的勢力が配偶者では国のトップでは、官僚からは厳しい目で見られてもいたしかたないか。「本人は姉御肌で来る人拒まずでいい人なのですけどね」(自民党関係者)。実際、彼女の回りには若い男性の後援者が多いような……ちょっとウェイ系過ぎたか。

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