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納得できる「家づくり」用語集14 家づくりのパートナー

家を買おうと考えたとき、選択肢として浮かぶのが住宅メーカーや工務店、住宅ビルダー、住宅FCといった業者です。それぞれどう違うのか、意外と知らないものです。また、実際の家づくりでは営業マンや現場監督など、それぞれの役割が分かれており、その人たちとの関わりも欠かせません。今回は、家を販売する側の人、造る人を表す用語をみていきましょう。

小林桂樹2026/04/09

納得できる「家づくり」用語集14 家づくりのパートナー
  • 地場の大工[じばのだいく]、工務店[こうむてん]、住宅メーカー[じゅうたくめーかー]
  • 住宅ビルダー[じゅうたくびるだー]、住宅フランチャイズ[じゅうたくふらんちゃいず]
  • 営業攻勢[えいぎょうこうせい]、営業マン[えいぎょうまん]、現場監督[げんばかんとく]

☆建築士EYES

販売される商品(家)のつくり方は、①営業マンから設計担当者にあなたの欲しい家の情報が伝えられ、その設計図がつくられる ②設計図を基に家の建築工事が進められる ③工事途中でのあなたの新しい希望や変更してほしいことは、営業マンから現場監督に伝えられる ④さらに現場監督から工事を施工する各業者に伝えられる、という流れになっています。
このように、いわゆる「伝言ゲーム」になっているので、コストが掛かる割に出来映えをみたら「……」ということがあります。
それに営業マンから、「工事途中での変更はではできません」「契約書に書いてないので、できません」と言われることも。また、営業マンとの「口約束」を彼等の所属する会社に言ってもたらい回しにされることもあるらしい。
住宅メーカーや住宅ビルダー、そして住宅FCの販売する家はどれも「自社仕様の家」なので、施工マニュアルにまとめられています。商品(家)のつくり方の要領や、他業種との取り合いの要領に一度慣れてしまえば、同じ作業を繰り返すだけで熟練の職人は必要ないのです。施工マニュアルにない変更は苦手としています。

144)地場の大工[じばのだいく]
自分自身が生まれ育った地元に生活しながら、地元の人たちの家をつくってきた「木造建築」の専門家。建築工事の分業が進んだため、大工仕事の専門職として活躍。

145)工務店[こうむてん]
大工が切り盛りしている家づくりを専門とする建築業者。現場でつくる家を様々な業者を束ねて建てている専門業者。

146)住宅メーカー[じゅうたくめーかー]
ハウスメーカーとも呼ばれている住宅専門業者。20世紀の経済成長の時代、深刻な問題となった住宅不足を解消するために日本政府主導の政策のなかで生まれ育った日本独自のビッグメーカー。年間数千から一万を超える棟数を供給しているビッグメーカーもある。住宅メーカーにとって住宅は商品であり、よりよい商品開発とよく売れる商品販売を最大の目的にしている。このため、モデルハウスを住宅展示場に出展し、テレビ、新聞、雑誌などのマスメディアを使った広告宣伝にて、商品として売る家を広く全国で販売している。もしあなたが、資料請求をしたりモデルハウスを見学したりすると、営業マンとの根気比べが始まります。そしてあなたは、彼等の夜駆け朝駆けの熱心さに十中八九根負けします。

147)住宅ビルダー[じゅうたくびるだー]
地域密着型の営業展開で年間数十棟、多いところは年間100棟を優に超える家を供給している住宅販売業者。地場の工務店が、住宅メーカーと同様の営業手法で、家を商品にして販売しているケースが目立つ。主に新聞や雑誌、スマホやパソコンの画面を使った宣伝広告をしていて、その多くはモデルハウスを出展している。住宅メーカー同様、営業や現場管理の担当がいて分業で商品(家)を売っている。

148)住宅フランチャイズ[じゅうたくふらんちゃいず]
家を商品として販売するためのノウハウとそのブランドを使う権利を日本全国に売り出している基企業。この権利を購入しているのは地場の工務店や建築会社が多い。このため、住宅メーカー同様、均質化された家を日本全国どこでも目にすることができる

149)営業攻勢[えいぎょうこうせい]
住宅メーカーや住宅ビルダーそして住宅FC(フランチャイズ)から自分の家を手に入れようと思ったとき、必ず通らなければならない「関所」のようなもの。営業攻勢を掛けてくるのが営業担当の営業マンで、その粘り強さ(しつこさともいう)に閉口してしまうことしばしば。

150)営業マン[えいぎょうまん]
一にも二にも「商品(家)を売る」のが仕事で、その腕前は一級品。あなたの家に対するこだわりや夢そして希望までも自社商品の仕様にあてはめ上手な話術で攻めてくるので注意が必要。彼等は家をつくることに関しては素人。このため、あなた自身の知識の方が豊富で、彼等とのトンチンカンな会話や対応にいらいらする場合がある。

151)現場監督[げんばかんとく]
自社の仕様で家の建築工事を進めるために、多種多様な専門工事業者を手配して、工程をチェックしながら現場の管理をしている担当者。ここでもマニュアル(建築工事編)が活躍する。

この記事を書いた人

小林桂樹

小林桂樹株式会社パウムテック代表取締役

一級建築士、宅地建物取引士。

多くの大工棟梁を育てた工務店の三代目として育つ。家業をベースにした「地場工務店を経営する一級建築士事務所」として多様な暮らしに寄り添った家づくりを実現。「住まう人のやりたいをかたちに」を経営理念とし、家の設計から新築やリフォームの建築工事までをワンストップに取り組む家づくりに詳しい専門家。

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