7割が抱えるゴミ屋敷化への不安とその理由
空き家が社会問題化するいっぽうで、空き家や高齢者が住む家の「ゴミ屋敷化」もしばしばクローズアップされる。そんな中で、自分の実家もゴミ屋敷化するのではないかと心配する人も多いようだ。 AlbaLinkが全国の20~60代男女500人を対象に行った調査によると、「実家がゴミ屋敷化するかもしれない」と感じたことがある人の割合は68.8%に上り、実家の片付けについて頭を悩ませている人が多いようだ。

実家がゴミ屋敷化することに不安を感じる理由について複数回答で聞いたところ、最多は「物を捨てられない」で34.2%。続いて「整理整頓ができない」(10.2%)、「賞味期限切れの食材がある」(6.4%)、「年々物が増えている」(5.8%)と続いた。
50歳代女性は「本当に物が捨てられない。どうして捨てられないのか聞いたとき、『捨てるのはすぐにできるけど、捨ててしまったらもう戻らないでしょ』と言われた」と話し、使い道を失っているものでも「思い出」「もったいない」といった心理が処分を妨げている実態が浮かび上がる。
2位の「整理整頓ができない」については、「実家には父と弟がいて、両方とも片付けが苦手なので、将来ゴミ屋敷まっしぐらです」と整理整頓の不得手を理由に挙げる人が多かった。
3位の「賞味期限切れの食材」とは、「冷蔵庫にいつからあるのかわからない食品が入っている」というもので、これも整理整頓ができない事例の一つである。冷蔵庫に賞味期限切れの食材がある場合は、要注意だろう。
