1985年8月生まれ。大阪府出身。
滋賀県成安造形大学住環境デザイン科を卒業後、京都で京町家の再生活用などに携わる。
結婚出産を機に上京し今は茅ヶ崎で男の子二人、黒猫一匹と暮らすシングルマザー。
2014年フィールドガレージ入社、2015年「東京銭湯-TOKYOSENTO-」で銭湯ライターとして活動。2018年7月「東京銭湯ふ動産」を立ち上げる。
練馬区のテクノロジーアートを楽しめる「天然温泉久松湯」
そんな若根荘から徒歩4分のところにあるのが「久松湯」です。桜台駅から5分、練馬駅も13分と駅からも徒歩圏内の銭湯です。
この久松湯はただの銭湯ではありません。
温泉の質の良さ、洗練された内装、そしてプロジェクションマッピングというアートとお風呂がが融合した、唯一無二の銭湯なのです。温泉に浸かりながらアートを楽しむという新しい形のリラクゼーションが体験できるのが提供する久松湯の魅力です。

久松湯のもう1つの魅力が露天風呂です。
露天風呂のお湯は地下1500mまで掘削し、湧き出た良質な「ナトリウム一塩化物強塩」の源泉です。この温泉は、疲労回復や美容効果が期待できるだけでなく、その豊富なミネラルが肌に優しく、リラックス効果を高めてくれます。滑らかで温かみのある湯触りが特徴で、心地よく体を芯から温めてくれます。
さらに久松湯は、「光と風、雑木林の中の銭湯」をテーマに2014年5月にリノベーションが施されました。
外観はまるで美術館のようで、銭湯と気づかない人も多いんだとか。
ホテルのようなフロントもおしゃれで、浴室は白と黒のモノトーンで統一され、全体がシックにまとめられてえいます。浴槽は3つのジェットを備えた大浴槽、電気風呂と、水風呂、血行促進に効果がある炭酸泉と種類も豊富です。もちろんサウナもあります。脱衣所と浴室を挟んで中庭があるため、昼間は木々からの木漏れ日と美しい光と影のコントラストが楽しめます。
お風呂の時間に、自然と一体になれるひとときを楽しめるのもこの銭湯ならではの魅力です。

夜になると、久松湯の最大の特徴であるプロジェクションマッピングが行われ、お風呂の空間が幻想的な映像で彩られます。光の演出により、まるで異世界にいるかのような非日常的な体験を楽しむことができ、心身のリフレッシュはもとより、視覚的にも楽しませてくれます。
さらに、久松湯にはリラクゼーションサロンも併設されています。温泉で温まった後に、ボディケアやアロマセラピー、フェイシャル、頭皮マッサージなどを受けることができます。
久松湯は、都会の喧騒から抜け出し、自然光と風が心地よく流れるモダンな空間で、日々の疲れを癒せる場所です。自宅にお風呂がなくても、こんな素晴らしい銭湯が近くにあれば、毎日でも通いたくなるのは間違いなしです。
久松湯で温泉に浸かりながらりながら、プロジェクションマッピングで幻想的なアートを楽しむ――至福のひとときとなるでしょう。そんな贅沢な日々が手軽に楽しめるのは、この若根荘ならではの特権と言えます。

毎日通える近所の銭湯として、久松湯は日常に豊かな癒しを与えてくれる存在。風呂なし物件での生活が、逆に新たな発見や楽しみを与えてくれることを、久松湯が教えてくれるような気がします。こんなにもいい銭湯が側にあると若根荘の入居者さんも退去されないのも納得です。
心身ともにリフレッシュできる場所がすぐ近くにあること、またオーナー様の心配り、それこそが、久松湯と若根荘の心地よく過ごすためにバランスで最大の魅力なのかもしれません。