家の売却価格を最大限に引き上げる5つの方法

インフレが進むなかで新築、中古マンション、住宅価格が上昇中だ。そんななかでいかに家を高く売却するか、失敗しない家、売却のポイントとは。

内外不動産価値研究会2024/10/09

町で見かける張り紙も情報の1つ

リフォームは必要? 売却価格の決め方は?

マンションや家を売却する場合、現状のままの売却か、リノベやリフォームをしてからがよいか迷うところ。
築年数が新しければ、売却にあたって内装のリフォームやリノベーションを行うという方法もある。その場合はキッチンやバスルームなど水回りの設備を最新のものに交換することで内覧時に良い印象を与えることができる。しかし、20年以上の物件であれば、設備もそれなりに古くなっているのでリノベやリフォームをするより、いかに大事に使っていたかがアピールポイントになる。
そこでやっておきたいのが整理整頓と掃除である。お金をかけずに、いかにその家が魅力的なのかをアピールできるようにしておきたい。

次に価格設定をどうするか。
売却価格は、高いにこしたことはない。しかしながら、やはり相場というものがあるのだから、あまり高い価格を設定すれば売れなくなる。価格設定する際は、相場の価格、高めの価格、低めの価格を出して、あえて低い価格で売り出すという方法がある。

この価格を周辺相場よりも低めに設定するメリットは、買い手を早期に見つけられるという点。また、相場より低くすることで、買い手が競合し、結果として高く売れるということもある。ただし、この方法を使う場合は、仲介業者との相談をしたほうがよいだろう。

逆に失敗しやすいのが、売却価格を高く設定してしまうことだ。
価格設定を高くしてしまうと見込み客が現れず、長期間売れ残って、その間の管理費など無駄な出費を増やすことにも繋がる。最終的には、やむなく価格を大幅に引き下げての売却につがることも多い。また、価格を高く設定してしまうことで、物件の詳細を細かくチェックされてしまい、些細なことを理由に必要以上の値引きを求められることさえある。

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政治・経済、都市開発・不動産、再開発等に関係するプロフェッショナル集団。主に東京の不動産についてフィールドワークを重ねているが、再開発事業については全国各地の動きをウォッチしている。さらにアジア・欧米の状況についても明るいメンバーも参画している。

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