マンション投資で失敗しない10年先、20年先の価値の見極め方

マンション投資をするにあたって、その物件価格が適正な価格なのか。また、その投資物件の将来価値がどうなっているかを推し量るのは難しい。そんな現在、未来のマンション評価額見極めのヒント。

齋藤岳志2023/12/18

言い換えれば、建物全体の管理状態が良いということは、組合の運営もしっかりなされていることの1つの目安になります。
そのためそのマンションの居住者の中に、マナーを破るような人がいないかどうかの判断する材料にもなります。

10年後、20年後に売れるマンション

管理のよい中古マンションであれば、投資用に限らず、マイホームに関しても築年数の古い物件でも、売却しやすい物件になります。

今後はただ新しいだけでなく、古くても管理状態の良いマンションが評価されつつあります。
実際、マンション管理業協会では2022年から「マンション管理適正評価制度」が導入され、評価を受けたマンションも広がっており、この評価によって金利優遇などを行っている金融機関もあります。

マンション管理業協会のホームページ

「マンション管理適正評価」

そして、よい物件かどうかの最終判断するためには、重要事項調査報告書などの書類だけではなく、実際に現地に足を運び、自らの五感を使って、管理状況や物件から受ける印象などをたしかめることが、失敗しにくい物件選びにつながると私は考えています。

1 2 3

この記事を書いた人

齋藤岳志

齋藤岳志CFP ・FPオフィス ケセラセラ横浜代表

1977年横浜市生まれ。2001年上智大学文学部哲学科卒。
百貨店、税理士事務所、経営コンサルティング会社への勤務を経て、2013年FPオフィス ケセラセラ横浜を開設。信用取引や商品先物取引、投資信託、FXなど投資という名の付くものは すべて経験し、その中で自身に一番合った大家業を2007年にスタート。 不動産投資に関するアドバイスを中心とした ファイナンシャルプランナーとして活動中.。著作に『FP大家だけが知っている資産形成に中古ワンルームを選ぶと失敗しない理由』(合同フォレスト)、『老後が不安……。貯金と年金で大丈夫ですか? インフレ到来で「貯めているだけ」は危険』(現代書林)がある。エフエム戸塚「戸塚井戸端会議。」レギュラー出演中。

  • WEB

※このサイトは「事業再構築補助金」を活用しています