くつろぎは銭湯で　都市の利便性を活用した新しい生活スタイル（東京都目黒区）

アパートメント近くの銭湯は昭和レトロなたたずまい

この2つのタイニーアパートメントの近くにある銭湯が「大黒湯」さんです。
昔ながらの銭湯で、靴箱はトリコロールカラーになっているのがおしゃれ。
富士山のペンキ絵と鯉の絵が壁に描かれています。浅めのバイブラバスと、深い浴槽の二つだけですが、これぞ銭湯という天井の高さに、白いタイルがとても綺麗です。木桶も置いてあり、これにはちょっとテンションがあがりました。お風呂上りにソファーに座りながら目の前のテレビから流れるニュースを脱衣所のみんなが見ていて、あとから入ってきた常連さんが、「こんばんは」と挨拶して、先に上がっている人たちが「お先です」と帰っていく。
心も体もポカポカになって帰路につくのは至福の時間です。

この2つのお部屋は、現代版“風呂なし物件”として内装デザインなどの性能はアップデートさせながらも、どこか文化的なライフスタイルが実現できるタイニーアパートメントになっています。

昭和50年代に建てられた木造アパートのレトロさが醸す雰囲気とは違いますが、木の温もりを感じられるのはこれらのタイニーアパートメントも同じです。
現代の賃貸住宅はデザイン性効率化を加味しながら、そこにぬくもりある素材によるこだわりを盛り込んだのが現代の風呂なし物件タイニーアパートメントはいかがでしょうか。