くつろぎは銭湯で 都市の利便性を活用した新しい生活スタイル(東京都目黒区)

風呂なし物件というと木賃アパートいうイメージが強い。しかし、現代風なアレンジをした風呂なしワンルームマンションも登場。そんな機能性とデザイン性を持った“現代版風呂なし物件”をご紹介。

鹿島奈津子2023/12/02

トイレの横にはシャワールーム

厳密には風呂なしとは言えませんが、タイニーアパートメントの特徴はシャワールームを完備している点です。湯船はないのでお風呂のゆったりとした、くつろぎは銭湯にお任せしています。

空間を上下で活用、ロフトベッドでアメリカンビンテージに

もう1つ同じ「祐天寺駅」から徒歩5分ほどのところにあるのが「ユースフル祐天寺」です。
こちらも広さは15㎡満たない狭めのワンルームのお部屋ですが、そこに空間を無駄なく、かつ機能的にデザインがもり込まれています。

ユースフル祐天寺の間取り

壁と床には気持ちいい無垢の木材を使用。
キッチン、洗面台には遊び心のあるタイルを敷き詰めました。
洗面台とミラーはアメリカンアンティークのもので、他にはない味わいがあり、それに合わせてドアノブにもこだわりがあります。

トイレはブルーのグラデーションがかった塗装仕上げ。扉には全身ミラーも備え付けてあります。その脇にシャワールームが完備されています。

また、この部屋に合わせたサイズのソファー、オリジナルデスク、鉄と木板のテレビ台も据え付けているので、そのままで生活をすることができます。
ロフトは古材を使い鉄と木のバランスもこの空間の一番の特徴です。こちらも窓からの景色は空が抜けていて、開放感のあるお部屋です。ユースフル祐天寺には敷地内にシェアリングカーもあって便利です。

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この記事を書いた人

鹿島奈津子

鹿島奈津子東京銭湯ふ動産/株式会社フィールドガレージ 不動産担当

1985年8月生まれ。大阪府出身。
滋賀県成安造形大学住環境デザイン科を卒業後、京都で京町家の再生活用などに携わる。
結婚出産を機に上京し今は茅ヶ崎で男の子二人、黒猫一匹と暮らすシングルマザー。
2014年フィールドガレージ入社、2015年「東京銭湯-TOKYOSENTO-」で銭湯ライターとして活動。2018年7月「東京銭湯ふ動産」を立ち上げる。

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