お金と資産、ビジネスで
ちょっとウエを目指す情報サイト/Gold beans.

イラン攻撃から6週間、株価乱高下の中で新NISAのオルカン・S&P500パフォーマンスは?

2026年2月末の米・イスラエルによるイラン攻撃以降、日経平均は6週間で500円超の乱高下を24回繰り返した。その間、新NISAでオルカンやS&P500を積み立てていた人のパフォーマンスはどうなっているか。データをもとに検証

複眼FPラボ2026/04/23

新NISAの積み立てはどうなったか

こうした市場の乱高下の中で、新NISAで積み立てをしていたらどうなっていただろうか。一例として、新NISA開始(2024年1月)から人気の投資信託であるオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)とS&P500を2026年4月中旬まで積み立てた試算は以下の表の通りになった(月次概算値による試算。実際の運用成果を保証するものではない)。

実際の運用では違いはあると思うが、イラン攻撃後の急落を含む期間でも、オルカン、S&P500を積立を続けていた人はプラスを維持できているはずだ。特に、3月の急落局面でも積立を止めなかった人は、最安値水準でより多くの口数を仕込み、4月の停戦合意後の急騰でその恩恵をそのまま受けることができたと思う。

乱高下は「通過点」データが証明した長期投資の強さ

このデータが改めて示したのは、「急落時に売らない」ということだろう。その好例が3月31日の最安値(5万0558円)で損切りしていたら、4月の急反発は指をくわえて見るだけとなった。想定外の有事の局面ほど「何もしない」というスタンスでいたほうがよい。

とはいえ、成長投資枠でのスポット買いをする場合は、一度に全額投入せず分割して買うというのが現実的だ。停戦延長中の今も先行き不透明な状況が続いており、状況次第で再び市場が揺れる可能性は排除できない。

株価が乱高下しているときはどういったポジション取りがいいのだろうか。今回のケースでは500円超の変動が24回、最大下落幅は▲8291円だった。この数字だけ見れば恐ろしい相場だ。しかし、持ち続けた投資家の損益はほぼゼロになっているのではないだろうか。
もっといえば、2024年1月からの積立継続者はプラス30〜40%台を維持している。新NISAの非課税・無期限・恒久化という制度の強みは、こうした局面で生きる。地政学リスクに起因する相場変動は、長い投資期間で見れば「通過点」に過ぎない。やはり、自分の積立ルールを守り続けることが、新NISA、積み立てのメリットを最大限に活かす方法と言えるだろう。

※本記事のシミュレーションは月次概算の基準価額をもとにしたもので、実際の運用成果を保証するものではありません。投資における情報提供を目的としたものです。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。

1 2

この記事を書いた人

複眼FPラボ

複眼FPラボ

マクロ経済の潮流から日々の暮らしに寄り添うお金の話まで――複眼的な視点で「生活」と「ファイナンス」を読み解く実践的チーム。メンバーは、生活者のリアルを綴るライター、現場感覚を持つファイナンシャルプランナー、そして個人に最も近い立場でライフリスクと向き合う生命保険・損害保険の営業パーソン。異なる立場と経験から、単なる数字や制度にとどまらない“生きた情報”を発信している。

※このサイトは「事業再構築補助金」を活用しています