「NISAで失敗する人、しない人」――投資で後悔しない「こころの準備」

株価の上昇、新NISAの導入によって日本全体で資産運用に関する関心が高まっている。しかし、NISAといえど誰もが利益を得られるとは限らない。儲かる人、儲からない人の違いとは何か?

石田智美2024/05/18

「NISAで失敗する人、しない人」――投資で後悔しない「こころの準備」
  • 投資をはじめてもを2年以内に解約する人が多いという現実
  • 日本人の多くが抱える潜在意識に潜む「お金のメンタルブロック」
  • メンタルブロックを解消にするには、メリット・デメリットを書き出して比較する

日本全体で資産運用に関する関心が高まっています。

異次元の低金利が続き、増えない給与、将来、老後への不安が高まる一方で日本の株価が上昇。そんななかでNISAも大幅な改正がなされたことも追い風となり、資産運用を始める人は増えました。

しかしながら、投資信託会社にお勤めだった方にお話を伺ったところ、投資信託を2年以内に解約する人が多いなど、せっかく始めたものの、NISAをうまく活用できていない人も多いのが現状です。

為替や株価などの変動が大きい昨今、社会情勢に惑わされず、NISAで上手くいく人と失敗する人の違いは何か?

お金に対する悪い思い込みを持っている日本人

NISAで上手くいく人と失敗する人の違いとして、もちろんお金の知識の有無も影響してくるが、それと同じくらい影響しているのが、
「お金のメンタルブロック」
です。

「お金のメンタルブロック」とは、潜在意識(無意識)にお金を増やすことに対して自分を不利にする思い込みを持っていることなのです。

例えば、下記のような思い込みが挙げられます。
・投資は怖い
・貯金こそ正義
・投資はお金持ちがやるもので、自分には関係ない
・お金持ちになれるのは、時代劇の悪代官みたいな悪い人ばかり
・自分には、お金持ちは似合わない(お金がないのが、自分らしい)

あなたも何か一つくらい当てはまるものはありませんか?

こうした「お金のメンタルブロック」があると、資産運用しようと思ってもできない、もしくはすごくストレスがかかるため、資産運用が続かない・上手くいかないということが起こってきます。
当然ながら、NISAも資産運用にあたるので、「お金のメンタルブロック」が強い人ほど、上手くいかない傾向になります。

幼少期につくられる「お金のメンタルブロック」

お金のメンタルブロックは、ほとんどが幼少期に形成され、親からの影響で作られることが多いです。
例えば、これから資産運用して、お金を増やしていこうという人が、幼少期に親から、
「お金っていうのは、汗水たらして一生懸命働いていただくものだ」
「ラクして儲けようなんてなんて、思っちゃいけない」
「投資なんてギャンブルだから、やめなさい」
「コツコツ貯金するのがいいんだよ」

などと言われて育った場合、こうした考えが、潜在意識に深く刷り込まれている可能性が高いのです。

そうなると、お金にお金を働かせて、自分では汗水たらさない資産運用は、「いけないもの」と思い込んでいるので、いざ、資産運用をしようとしたときにその行動に制限がかかったり、実際に資産運用を始めても、「ほんとうにいいのだろうか」というような罪悪感でいっぱいになり、早い段階で止めてしまうということが起こります。

1 2

この記事を書いた人

石田智美

石田智美マネーコーチ

市役所勤務時代に、1000万円の貯金を作るも、給料だけで今後のお金が足りない不安から、投資を始める。
投資スクールで学ぶなかで、お金の知識だけだけでは「投資できる人」と「できない人」に分かれていくことに疑問を持つ。どんな人でも上手くいく方法として、資産運用にコーチングを掛け合わせた手法を確立。1対1のパーソナルセッションを中心にセミナーや無料オンラインサロン「MONEY LABO.」を主宰。社会を支える人がちゃんと豊かに幸せに暮らすための「お金×コーチング」サービスを提供している。

※このサイトは「事業再構築補助金」を活用しています