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2023年の高値は3カ月ごとに訪れる――景気の循環論で見る相場

2023年も余すところ2カ月。今年を振り返りつつ、年末に向けた東京市場の動きを考察する

望月純夫2023/11/04

商社株は一段落

さて、割安株相場の代表であった商社株は、相場の神様のバフェットに注目されることで大相場に突入した。バフェットが5大商社株を2020年8月に5%購入したことが判明したことから上昇トレンド入りした。

商社株を代表する伊藤忠商事(8001)は2020年8月の株価は2,500円程度で、PERは4倍を割れていた。2023年6月23日は5,900円を付け、6,000円にあと一歩まで迫った。
この間の株価上昇率は2.36倍になった。PBRは1.55倍となり、割安感はなくなった。PERは10.1倍、配当利回り2.94%となり、配当利回りでも3%割れでは、高利回り銘柄とは言えない。

3カ月、3年、40カ月……相場は循環する

ここでまた相場格言「小回り3ヵ月、大回り3年」を思い出す。業績の発表が四半期ごとに発表されるからである。
3年については、政権の人事や大きな災害の発生サイクル、企業の中期計画、景気循環の波(キチンの波、40ヵ月)等が考えられる。

この機会に10年の波ジュグラーの波、設備投資)、30年のクズネッツの波(建設循環)、60年のコンドラチェフの波(技術革新)を覚えておこう。
現在の日本では、半導体の設備投資、ホテル建設の波が起きており、日本の株式市場は当面、世界の中では最も安定しているといえよう。

※株式売買は自己の責任、判断で行うようお願いします。

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この記事を書いた人

望月純夫

望月純夫株式ストレジスト、コンサルタント、ラジオパーソナリティ

1949年生まれ、静岡県出身。1971年慶應大学法学部卒、同年山一證券入社。1985年新日本証券国際部入社、パリ駐在員事務所長を経て企業部にて新規公開企業の実務に携わる。1998年退職後、コンサルタントとして独立。著書に『株をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)などがある。フジサンケイビジネスアイ株式初級講座、ラジオ日経の「株式宅配便」のパーソナリティを務める。

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