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沖縄・東京の二拠点居住者が指摘する 東京人が沖縄ではまる失敗の落とし穴


東京と沖縄を行き来する二拠点居住者の視点から見ると、両者のビジネス交流には埋めがたい「温度差」がある。東京流のスピードと効率を持ち込んだまま沖縄に乗り込むと、思わぬ落とし穴が待っている

江副和美2026/03/31

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沖縄の人口はおおよそ156万人で、47都道府県の真ん中あたりの25番目です。とはいえ、那覇市、沖縄市、うるま市に人口が集中しており、四方を海に囲まれた島の県です。

それだけに、悪評はすぐに広まります。しかも、繋がっている人たちの絆は強く、顔の見える関係の中でしか、本当の信頼は生まれにくい土地柄なのです。

いっしょに飲んで、歌って、踊って、笑いあって――そうした時間を何度も重ねて、はじめて「この人なら大丈夫」という仲間意識が生まれる。とても人間味溢れるコミュニティのつくり方をします。

東京の経営者が陥りがちな「すれ違い」

飲み会ですっかり打ち解けても……

そんな沖縄のペースをよく知らないまま来沖した経営者に、よくある笑い話があります。

飲みの席でビジネストークが大いに盛り上がり、翌日「ではさっそく打ち合わせを」と連絡してみると、沖縄の人は何も覚えていない――というものです。

こうなると沖縄外から来た人は「沖縄の人はほんといい加減だ」となってしまう人が多いのですが、お酒の席での話はあくまで「その場の空気」であって、具体的な約束として感じて受けていないことが多いのが沖縄人なのです。

このすれ違いをも笑い飛ばせるくらい、おおらかさと余裕が、沖縄のビジネスにはお互いに必要なのだと思います。

東京流のスピードやシャープさに慣れた経営者の中には、この空気感に耐えられず「自分には合わない」と感じて離れていく方も私は多く見てきました。

そうした方は、沖縄でビジネスをしようとするよりも、観光でリフレッシュするためだけに来沖するほうが、双方にとって有意義な場合もあるのではないかと、率直にそう思います。

二拠点生活だからこそ気づけた「いいとこどり」

では、自分はどちらが合っているかと聞かれると、「どちらも」と答えています。

ただ沖縄だけにいると、楽しさに引っ張られて仕事のペースが落ちてしまいそうです。しかし、東京だけにいると、今度はピリピリとした緊張感に窮屈になってくる。

この東京と沖縄の2箇所を行き来して、その違いで気持ちや生活スタイルのバランスをとることも、二拠点居住の良さではないかと思います。東京と沖縄――今の自分にはちょうどよく心地よいのです。

最近は沖縄移住ブームで、多くの方が来沖しています。ただ、旅行で感じた沖縄と、ビジネスで関わる沖縄はまったく別物です。

沖縄の人との関わり方の「違い」を受け止めて楽しみ、ビジネスができるか。

移住やビジネスを考えている方には、ぜひ一度じっくりと吟味していただきたいと思います。

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この記事を書いた人

江副和美

江副和美アブスクルーエンタープライジズ代表

インテリアコーディネーター、ファイナンシャルプラナーの2つを掛け合わせた「住まいとお金のコンシェルジュ」として、インテリア、家づくりから家じまい、不動産・資産運用をサポート。また、2022年より埼玉と沖縄との二拠点居住生活をはじめ、シェアハウス運営管理やビジネス交流会運営、セミナー開催などを行う。

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