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賃貸のゴミ出し問題は物件価値を落とす トラブルの実態と家主が取るべき解決策

賃貸物件のゴミ出し問題は、放置すれば物件価値の低下や近隣苦情につながる。分別違反、回収費用、深夜の騒音――。ゴミをめぐるトラブルの実態と、家主が取るべき管理対応

大谷昭二+Gold beans.編集部2026/02/24

賃貸のゴミ出し問題は物件価値を落とす トラブルの実態と家主が取るべき解決策
  • ゴミ出しの乱れは物件の評判と資産価値を静かに下げていく
  • 共用部の管理は家主の責任、放置すれば信頼を失う
  • 回収費用や深夜騒音も含め、契約と管理の工夫がトラブルを防ぐ

2、3人のルール違反だけでゴミ問題が拡大

ゴミで物件の評判は落ちる――。
そう感じたことのあるオーナーや管理会社担当者は少なくないはずだ。
エントランス脇に置かれた未分別の袋、回収日を過ぎても残る生ゴミ、深夜に響く回収車のバック音。たかがゴミ、されどゴミである。実際、入居者満足度や近隣評価を左右するのは、豪華な設備だけでなく、日常の管理状態、生活の快適さにある。

中でも生活の快適さを失う典型的な例が、ルール違反によるゴミの問題である。分別を守らない、指定日以外に出す、時間帯を無視するなど、100戸規模の物件にわずか2~3人がルールを守らないだけでも、ゴミ置き場はすぐに荒れる。結果として、最初のうちは他の入居者が後始末をしたりしてくれるが、これが続けば入居者から改善が求められる。そればかりか近隣から苦情が入り、物件そのものの管理体制に対する不信につながる。

ここで確認すべきは責任の所在だ。
分譲マンションであれば、管理会社が対応するものの、最終的には区分所有者それぞれになる。しかし、賃貸物件では、入居者は借主であり、共用部分の管理責任は家主、あるいはオーナーになる。

入居者同士の自主的な清掃は近所づきあいという点ではよいが、それを前提にした管理は本末転倒だ。家主は家賃という対価を受け取っているのだから、入居者に対して快適な暮らしを提供する(使用収益義務)を負う。共用部分を適切に維持管理することは、その基本だ。
まずは注意喚起の掲示、違反者への個別指導、必要に応じた清掃強化。主体的に動かなければ、物件価値は静かに、そして確実に毀損していく。

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この記事を書いた人

大谷昭二+Gold beans.編集部

大谷昭二+Gold beans.編集部NPO法人日本住宅性能検査協会理事長/一般社団法人空き家流通促進機構会長/元仲裁ADR法学会理事

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