北海道函館市生まれ。大学 卒業後、リクルート住宅情報事業部にてライターを務めた後、IT企業を経て不動産関連事業へ転身。その一方で、化粧品とサプリメントのコンサルティングや専門家としてのアドバイザー務める。海外派遣先では、フィリピン・タイ・カンボジア・マレーシアなどで日本への輸出入をテーマにセミナーを行うなどマルチに活動している。
現在は酒蔵を応援する SAKEPAを立ち上げ、日本酒業界の発展を応援している。
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民泊経営に必要な4つのポイント
では、どういったことが必要なのだろうか。「住宅宿泊事業法」の遵守は大前提として、最低限必要なのは、1)清掃とメンテナンス、2)集客とレビューの管理、3)収支の管理は最低限必要になる。また、宿泊者名簿や滞在者に関する報告義務は必須となっている。
具体的な対応は以下のようになる。
1)清掃とメンテナンス
民泊は、宿泊者が頻繁に入れ替わるため、清掃や設備のメンテナンスの頻度が多くなる。自分で対応すれば、それだけ利益も多くなるが、見落としなども多くなる。可能なら信頼できる清掃業者を確保し、設備に不具合がないか定期的なチェックを行うほうが安全だ。
2)集客とレビュー管理
集客を成功させるポイントは、何といっても宿泊者のレビュー管理である。ポジティブなレビューを増やすには、快適な宿泊環境を提供することはもちろん、宿泊客からの要望には迅速に対応すること。また、ネガティブなレビューに対しても誠実な対処することが信頼構築に繋がる。また、トラブルが起こったときの迅速な対応が高いレビューを得ることにつながる。まさにピンチをチャンスに変えることができるわけだ。
3)収支の管理
経営である以上、収入と支出のバランスをしっかりと管理するは当然のこと。これをしっかりとやることで、収益が高い時期と低い時期の見極めに繋がり、収支計画はもちろんだがさまざまな戦略を立てることできる。また、予期せぬ費用(設備の故障など)に備えて、一定の余裕資金を確保することも必要だ。
4)経験者からのアドバイス
民泊投資の成功には、経験者からのアドバイスや情報交換は欠かせない。民泊投資に関するセミナーやコミュニティに参加することで、最新の情報や成功事例を学ぶこともできる。加えて、周辺の民泊経営者との情報交換や協力も重要になる。というのも、いくらよい施設であっても、地域として魅力がなくてはなかなか人は呼び込めない。魅力ある地域づくりが、結果として安定した民泊経営につながる。