この記事でわかること
・☆【注目度S級】アシックス(7936)
・◎【注目度A級】アルバック(6728)
・★【要注意D級】フェローテックホールディングス(6890)
・○【注目度プラス】電通グループ(4324)
・【本日発表予定】
・今後の決算発表予定──またぎ注意
8月13日の東京市場
| 指標 | 終値 | 前日比 |
| 日経平均 | 6万8308円59銭 | 784円53銭高(+1.16%) |
| TOPIX | 4176.04 | 37.04pt高(+0.89%) |
| プライム平均株価 | ― | +0.86% |
| 上げた銘柄/下げた銘柄 | 1010/499 | 64.9%/32.0% |
※「プライム平均株価」とは、東証プライムに上場する全銘柄の前日比騰落率を、単純に平均した当サイトの独自指数(詳しくは記事末尾)。
13日の日経平均は784円53銭高の3日続伸で、約1か月ぶりに6万8000円台を回復した。前夜の米国市場で7月のCPIがインフレの鈍化を示し、早期利上げ観測が後退したことでハイテク株が買われた流れをそのまま引き継いでいる。AI・半導体関連が指数を押し上げ、東証33業種のうち21業種が上昇した。
注目したいのは、上げが指数だけの話ではないことだ。プライム平均株価も+0.86%で、上げた銘柄は1010、下げた銘柄は499ある。TOPIXと東証プライム指数は連日で最高値を更新し、東証スタンダード指数も5月以来の高値を付けた。東証プライムの売買代金は概算10兆206億円と厚い。
指数と銘柄数が同じ方向を向いている日は、買いが広く入っている。25日移動平均線も約1か月ぶりに上向きに転じた。7月の調整局面から地合いが変わりつつある地点で、今日の354社が乗る。
354社という数字の意味
今日14日に決算発表を行う予定なのは354社。内訳はグロース169社、スタンダード129社、プライム54社だ。
今週の並びは12日が203社、13日が217社、そして今日14日が354社。今日がこの期の決算発表としては最後の山になる。先週8月7日の680社に次ぐ規模だ。
そのあとは17日が6社、18日が3社、19日が2社、20日が1社と急速に減る。つまり持ち株の決算発表が今日あるかどうかで、来週以降の景色はまったく変わる。今日を越えれば、少なくとも決算発表という変数からはいったん解放される。
決算種別で見ると1Qが149社、2Qが118社、本決算が43社、3Qが42社。決算期は3月期148社、12月期118社、6月期44社、9月期43社だ。3月期の会社が今日出すのは1Qで、12月期の会社が出すのは2Q=上期にあたる。同じ「四半期決算」でも、12月期の会社は1年の折り返し地点だ。通期計画に対する進捗が半分に乗っているかどうかが、はっきり出る。
またぐか降りるかを決められる時間は、今日の取引時間しか残っていない。
☆【注目度S級】アシックス(7936/その他製品)12月期2Q プライム
見どころ:前期2025年12月期は、売上高8109億1600万円、営業利益1425億1900万円、経常利益1392億9500万円、純利益987億1900万円だった。直近の1Q(2026年1〜3月)は売上高2702億6500万円で29.7%増、営業利益607億6200万円で36.5%増、経常利益587億7500万円で35.5%増、純利益465億6900万円で47.2%増と、どの段階でも大きく伸びている。営業利益率も前1Qの21.37%から22.48%へ上がった。ここまでは文句のつけようがない。ところが会社が置いた今期の通期計画は、売上高9500億円で17.2%増、営業利益1710億円で20.0%増、経常利益1650億円で18.5%増、そして純利益1100億円で11.4%増である。1Qの純利益が47.2%も伸びていながら、通期では11.4%増しか見ていない。
2Qで見る数字:このねじれは、純利益と経常利益の比率を追うと形が見えてくる。1Qは経常利益587億7500万円に対して純利益465億6900万円で、79.23%が最終まで残った。前1Qは72.96%、前期通期の実績では70.87%である。ところが今期の通期計画は経常1650億円に対して純利益1100億円で、66.67%まで下がる。会社は、最終段階での目減りが今後大きくなる前提で計画を組んでいる。税負担なのか一過性の損失なのかは会社が明示していないため、ここは決めつけずに数字だけを見ておきたい。そのうえで今日の上期発表で見るのは2つ。1つは営業利益が前年並みのペースで出ているかどうかだ。前年の上期営業利益811億3200万円は前期通期実績1425億1900万円の56.93%にあたるので、今期計画1710億円に同じ比重を当てると973億円になる。上期で970億円前後に乗るかが目安で、これは前年上期からちょうど20%増の水準だ。もう1つは純利益と経常利益の比率が、1Qの79.23%を保つのか、それとも計画どおり縮み始めるのか。ここが今期の控えめな純利益計画の妥当性を測る材料になる。なお1Q時点の通期進捗は営業利益で35.53%、純利益で42.34%だった。
スイング目線:13日終値は4766円で前日比0.63%安。3営業日前から4.24%安、20営業日では3.17%安と、下げてきた地点での発表になる。とくに12日は5046円から4796円へ1日で4.95%下げ、出来高が613万3400株と20日平均340万650株の1.80倍に膨らんだ。10日の高値5139円からは7.26%下げている。相場が3日続伸して6万8000円台を回復した13日も、この銘柄は0.63%安と逆行した。売買代金は205.5億円と厚く、日中値幅は20日平均で2.80%、直近5日では3.26%と広がってきている。上げてきた相場のなかで、この銘柄だけが売られている地点での発表という形だ。
Point:私がこの銘柄で気になるのは、1Qの数字と会社の見通しが逆を向いていることだ。「1Q純利益47.2%増」だけを見れば絶好調だが、会社が置いた通期計画は11.4%増でしかない。会社は1Qの勢いがこのまま続くとは見ていない、と読むほうが素直だろう。前期は期中に3回、通期計画を引き上げて着地はさらにそれを上回った会社である。その会社が今期の純利益をここまで控えめに置いているのだから、上期の数字がよくても計画を据え置く可能性はある。私が『10万円を1年で100万円にする株式投資術』にも書いたように、株が動くのは決算の良し悪しそのものではなく市場予想との差だ。この会社の場合、比べる相手は市場予想と、会社自身が置いた控えめな計画の両方になる。数字がよくても計画が動かなければ「材料出尽くし」になりうるし、計画が引き上げられれば話は変わる。しかも直前に4.95%下げている。私なら発表をまたがず、出た数字と翌日の出来高を見てから考える。
◎【注目度A級】アルバック(6728/電気機器)6月期 本決算 プライム
見どころ:この会社は6月期なので、今日出るのは本決算だ。今期2026年6月期の途中経過を追うと、会社が計画を大きく作り替えていることがわかる。2Q時点(2026年2月10日開示)の通期計画は売上高2500億円、営業利益285億円、経常利益285億円、純利益200億円、予想年間配当164円だった。ところが3Q時点(2026年5月12日開示)では売上高2600億円、営業利益190億円、経常利益190億円、純利益185億円、予想年間配当152円に変わっている。売上高は2500億円から2600億円へ4.0%引き上げながら、営業利益は285億円から190億円へ33.3%下方修正した。配当予想も164円から152円へ7.3%減らしている。
本決算で見る数字:ここで見ておきたいのは、営業利益と純利益で下方修正の幅がまるで違うことだ。営業利益は33.3%減らしたのに、純利益は200億円から185億円へ7.5%しか減らしていない。この差が3Q時点の進捗にそのまま出ている。3Q累計(2025年7月〜2026年3月)は売上高1916億3100万円、営業利益147億1900万円、経常利益145億3400万円、純利益91億1100万円だった。修正後の通期計画に対する進捗は、売上高73.70%、営業利益77.47%に対して、純利益は49.25%である。営業段階では9か月で8割近くまで来ているのに、最終利益は半分にも届いていない。逆にいえば、4Qの3か月だけで純利益93億8900万円を出さないと計画に届かない。これは3Q累計91億1100万円の103.05%にあたる。残り3か月で、それまでの9か月ぶんを上回る最終利益が必要という計算だ。したがって今日の本決算では、まず営業利益が190億円に乗ったかを見て、そのうえで純利益が185億円にどこまで近づいたかを見る。営業利益が計画どおりでも、純利益だけが届かない着地はありうる。あわせて来期の計画と、152円に減らした配当をどう置くかも材料になる。
スイング目線:13日終値は9404円で前日比2.67%高。3営業日前から7.12%高と直近は戻しているが、20営業日では4.79%安の水準にある。13日はAI・半導体主導の相場に乗って上げた形だ。ただし出来高は43万2700株で20日平均54万6845株の0.79倍と、戻したわりに商いが伴っていない。売買代金は40.7億円。日中値幅は20日平均で5.08%と荒く、直近5日では3.32%に落ち着いている。下げてきたところを数日で戻し、その途中で本決算をまたぐ形になる。
Point:この会社で取り違えたくないのは、下方修正がすでに済んでいるという点だ。営業利益を33.3%減らしたのは今年5月の話で、今日の決算はその修正後の計画に対する答え合わせになる。悪い数字が出ること自体は、ある程度織り込まれている。むしろ私が見たいのは、営業利益と純利益の進捗が49.25%と77.47%に開いたまま4Qを迎えたことのほうだ。この開きが4Qで埋まるのかどうかは、営業外や税負担の動きしだいで、外から予想できるものではない。半導体製造装置は値幅が出やすく、20日平均で5%を超える銘柄でもある。数字の当てっこをする場面ではなく、出た数字と来期計画を見てから動くほうが分がいいと私は考えている。
★【要注意D級】フェローテックホールディングス(6890/電気機器)12月期1Q プライム
S級・A級は誰もが見る。ここでは、その陰に隠れていて、しかも値が大きく動きやすい一社を挙げておく。注目度ではなく、値動きの荒さで見るべき銘柄という意味だ。
見どころ:まず決算期の話から入る必要がある。この会社は3月期から12月期へ決算期を変更している最中で、今期は2026年4月1日から12月31日までの9か月決算だ。したがって今日出るのは、その9か月決算の1Q(2026年4〜6月)にあたる。前期までの3月期と単純に比べられないので、前期比を機械的に取ると意味をなさない。前期2026年3月期は売上高2889億3300万円で5.30%増、営業利益275億6100万円で14.41%増、経常利益260億6300万円で1.98%増、純利益148億8600万円で5.14%減だった。売上と営業利益は増えたのに、最終利益だけが減っている。そのうえで今期の話になるが、2026年7月22日に業績予想を大幅に引き上げている。売上高3500億円から3800億円へ8.6%、営業利益380億円から600億円へ57.9%、経常利益360億円から550億円へ52.8%、純利益230億円から330億円へ43.5%の上方修正だ。会社は理由として、半導体製造装置向けのセラミックス・石英・真空シール・金属加工に加え、AIデータセンター用の光トランシーバー向けサーモモジュールなど収益性の高い製品の需要増を挙げている。翌23日はストップ高買い気配で始まった。
1Qで見る数字:9か月で営業利益600億円という計画は、前期(12か月)の実績275億6100万円の2.18倍にあたる。期間が4分の3に縮むのに利益が2倍を超えるという計画なので、月あたりに直すと形がはっきりする。売上高は前期の月240億7800万円から今期計画の月422億2200万円へ75.36%増、営業利益は月22億9700万円から66億6700万円へ190.27%増である。営業利益率でいえば、前期通期の9.54%から今期計画の15.79%へ跳ね上がる想定だ。したがって今日の1Qで見るのは、この計画のペースに実績が乗っているかどうかの一点になる。9か月計画を単純に3等分すると1四半期あたり売上1266億円・営業利益200億円だが、四半期ごとの偏りはあるので、この数字ちょうどを期待するものではない。むしろ前年同期にあたる2025年4〜6月の売上688億9900万円・営業利益66億7200万円・純利益26億7400万円と比べて、どれだけ変わったかを見るほうが実感がつかめる。上方修正から1か月足らずでの発表なので、会社が7月に見ていた景色が本当に数字として出ているかが問われる。
スイング目線:13日終値は9230円で前日比3.24%高。3営業日前から6.58%高、20営業日では13.95%高と、上げてきた地点での発表になる。日中値幅は20日平均で6.44%と当日354社のなかでも荒く、13日当日も高値9540円・安値9150円で4.23%動いた。売買代金は87.2億円と厚く、流動性の心配はない。ただし出来高は93万7000株で20日平均174万6900株の0.54倍と、直近は細っている。この1か月の値動きを追うと、5日の高値9420円から7日の安値8350円まで11.36%下げ、そこから13日終値まで戻してきた形だ。上下どちらにも1割動く銘柄が、上方修正の直後に上げてきたところで四半期発表を迎える。
Point:要注意D級は「業績が悪い株」ではなく「見ている人が少ないのに値が動く株」を指している。S級のアシックスは情報が行き渡っていて、すでに株価に織り込まれている部分が大きい。この会社は9か月の変則決算という読みにくさがあるぶん、数字が出た瞬間に評価が変わる余地が残っている。私が著書で中型株を重視すると書いたのも同じ理由だ。ただし「要注意」と付けているとおり、動くということは逆にも同じだけ動く。値幅が20日平均で6.44%あるということは、1日で1割近く動く日も含まれるということだ。7月の上方修正で株価はすでに反応しているので、今日の1Qが計画のペースに届かなければ、上げた分がそのまま戻る形もありうる。私なら発表をまたがず、数字と翌日の出来高を確かめてから考える。
○【注目度プラス】
上の3社ほど深くは追わないが、数字の背景を知らずに今日の決算だけを見ると読み違える会社を5社挙げておく。354社もあると、こういう銘柄が一覧のなかに埋もれる。
電通グループ(4324/サービス業)12月期2Q
前期2025年12月期は営業損益が2892億1200万円の赤字、純損益が3276億100万円の赤字だった。したがって前期比を機械的に取ると意味をなさない——赤字からの比較になるからだ。今期1Q(2026年1〜3月)はすでに営業利益649億5800万円、純利益401億5300万円の黒字である。今期の通期計画は売上高1兆4915億円で前期比3.92%増、営業利益1526億円、純利益697億円。1Qの通期進捗は営業利益で42.57%、純利益で57.61%と、いずれも4分の1を大きく超えている。13日終値は3717円で前日比2.18%安、20営業日では7.96%高。売買代金58.3億円。上期の進捗が半分をどれだけ超えるかが見どころになる。
テラプローブ(6627/電気機器)12月期2Q
半導体のテスト工程を請け負う会社だ。この会社は上期予想を数値で開示しているので、答え合わせの物差しがはっきりしている。上期予想は売上高263億円、営業利益66億円、経常利益65億2000万円、純利益23億3000万円。1Q実績は売上高127億2200万円、営業利益32億1100万円、経常利益32億5800万円、純利益11億6200万円で、上期予想に対する進捗は売上48.37%、営業利益48.65%、純利益49.87%と、ほぼ半分ちょうどで折り返している。つまり2Q(4〜6月)が1Q並みなら計画どおりに着地する。営業利益率は1Qで25.24%と高い。13日終値は1万2000円で前日比1.95%高、売買代金25.1億円。日中値幅は20日平均で7.30%と当日でも上位に入る荒さで、5日の高値1万3280円から7日の安値1万1250円まで15.29%振れている。
東邦亜鉛(5707/非鉄金属)3月期1Q
この会社は株価の位置が偏っている。13日終値1028円は20営業日前から25.37%高で、当日発表の銘柄のなかでも上げ幅が大きい。背景として押さえておきたいのは前期の着地だ。前期3Q時点の通期計画は売上1230億円・営業利益48億円・純利益27億円だったが、通期の実績は売上1255億5000万円・営業利益67億2200万円・純利益47億8200万円で、営業利益で40.04%、純利益で77.11%も計画を上回った。4Q(2026年1〜3月)の3か月だけで純利益31億円を出しており、これは3Q累計17億3100万円の176.3%にあたる。前期の終盤に急に利益が出た会社という文脈を知らずに今日の1Qを見ると、判断を誤りやすい。なお前期・今期とも年間配当は0円で、無配が続いている。売買代金5.3億円、日中値幅は20日平均5.58%。
トリドールホールディングス(3397/小売業)3月期1Q
丸亀製麺を展開する会社で、決算はIFRSだ。この会社で気をつけたいのは営業利益と最終利益の段差である。前期2026年3月期は売上収益2787億1500万円、営業利益105億7800万円に対して、純利益は23億1100万円しかない。営業段階から最終までに82億6700万円が消えている計算で、純利益は営業利益の21.85%にとどまる。営業利益率も3.80%と薄い。「営業増益」の見出しが出ても、最終利益がそれについてくるとは限らない構造なので、今日の1Qでは営業段階と最終段階を分けて見ておきたい。13日終値は4299円で前日比0.87%高、20営業日では4.62%高。売買代金12.6億円、日中値幅は20日平均2.40%と落ち着いている。年間配当11円。
KeePer技研(6036/サービス業)6月期 本決算
カーコーティングの会社で、今日は6月期の本決算になる。この会社の数字は純利益が営業利益を上回るという、通常とは逆の形をしている。3Q累計(2025年7月〜2026年3月)は売上高182億5300万円、営業利益42億7900万円、経常利益42億9100万円に対して、純利益は76億3100万円。純利益が営業利益を33億5200万円も上回っている。通期計画も営業利益72億8700万円に対して純利益93億4000万円と、同じ形で置かれている。この段差の理由は会社の開示から特定できていないので、ここでは事実として押さえるにとどめる。3Qの通期進捗は売上69.40%、営業利益58.72%、純利益81.70%。営業利益の進捗が6割を切っている点は、今日の本決算で確かめたいところだ。13日終値2957円、売買代金3.1億円と細く、日中値幅は20日平均2.00%。予想年間配当100円。
【本日発表予定】
上で取り上げた8社を除く346社が今日発表する。プライムの主なものを決算期ごとに挙げておく。
■3月期 1Q(プライム23社)
SOMPOホールディングス(8630/保険業) ── 前期の純利益は6400億8600万円。損保大手の1Q。
MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725/保険業) ── 同じく損保大手。同日発表で比較しやすい。
シチズン時計(7762/精密機器) ── 時計・工作機械。為替の影響が出やすい。
日本電子(6951/電気機器) ── 電子顕微鏡・半導体関連装置。
サンドラッグ(9989/小売業) ── ドラッグストア。内需の実勢が出る。
ラクス(3923/情報・通信業) ── クラウド型の経費精算。SaaSの成長率が見どころ。
ワタミ(7522/小売業) / 松屋フーズホールディングス(9887/小売業) ── 外食2社。原材料と人件費の転嫁が読める。
アイコム(6820)/エムアップホールディングス(3661)/オプティム(3694)/プロシップ(3763)/コムチュア(3844)/アステリア(3853)/シンクロ・フード(3963)/キャリアリンク(6070)/おきなわフィナンシャルグループ(7350)/ネットプロテクションズホールディングス(7383)/あいちフィナンシャルグループ(7389)/魚力(7596)/東京産業(8070)/ゼビオホールディングス(8281)/琉球銀行(8399)
■12月期 2Q(プライム15社)
荏原製作所(6361/機械) ── ポンプ・半導体装置。上期予想を売上4780億円・営業益495億円と数値で開示しており、1Qの営業益267億4900万円は上期計画の54.0%まで来ている。13日終値5906円は前日比3.20%高。
GMOインターネットグループ(9449/情報・通信業) / GMOインターネット(4784/サービス業) ── 親子が同日に発表する。混同しやすいので注意。
日機装(6376/精密機器) ── 人工透析装置と航空機部品。
ノーリツ鋼機(7744/精密機器) ── 事業構成が入れ替わった会社。前期比の読み方に注意。
ホットランドホールディングス(3196)/オロ(3983)/Sun Asterisk(4053)/ベース(4481)/IBJ(6071)/Orchestra Holdings(6533)/ヤーマン(6630)/マネジメントソリューションズ(7033)/フロンティア・マネジメント(7038)/ラックランド(9612)
■9月期 3Q(プライム6社)
GMOペイメントゲートウェイ(3769/情報・通信業) ── 決済代行。9月期なので今日は3Q=4分の3の地点。
アンビスホールディングス(7071/サービス業) ── 医療療養型の住宅。
横浜冷凍(2874)/エアトリ(6191)/アドバンスクリエイト(8798)/クオンツ総研ホールディングス(9552)
■6月期 本決算(プライム3社)
朝日インテック(7747/精密機器) ── 医療用ガイドワイヤで世界的なシェア。6月期の本決算。
And Doホールディングス(3457)/テスホールディングス(5074)
■そのほか
燦ホールディングス(9628/サービス業)は8月期の変則決算にあたる。スタンダード129社・グロース169社もこの日に集中しており、数のうえではこちらが大半を占める。
今後の決算発表予定──またぎ注意
決算書Watchでは、またぎを推奨していない。
上がる株であれば、決算発表後も伸びるだろうから、そこで買っても遅くはない。
逆であれば、損切りしてマイナスを確定したほうがよい。
ただし、配当を目的にしている場合は、その限りではない。
今日で山は終わる。17日は6社、18日は3社、19日は2社、20日は1社、21日は2社と、来週は一気に細る。今日の354社を越えれば、決算発表という変数からはいったん解放される。
逆にいえば、今日が最後の関門だ。持ち株の決算発表が今日のなかにあるなら、またぐかどうかを決められるのは今日の取引時間しか残っていない。数字が良いか悪いかを当てにいくのではなく、持ち越すこと自体が賭けになっていないかを考えたい。
相場のほうは3日続伸で6万8000円台を回復し、25日移動平均線も上向きに転じた。地合いが変わりつつあるのは確かだが、地合いが良いことと、個別の決算が良いことは別の話だ。良い相場のなかで1社だけ売られることもあれば、その逆もある。今日のアシックスが、相場が3日続伸するなかで逆行安になっていたのがその例だ。
損をしない、あるいは損を最小限にすること。それが私の基本的な考え方だ。
「プライム平均株価」について
プライム平均株価は、東証プライムに上場する全銘柄の前日比騰落率を単純に平均した、当サイトの独自指標だ。時価総額でも株価水準でも重みをつけず、1銘柄を1票として数える。8月13日の対象は1557銘柄だった。
日経平均は株価平均型なので、株価の高い値がさ株の動きが指数に強く出る。TOPIXは時価総額加重なので、大型株や金融・内需の動きが効く。これに対してプライム平均株価は全銘柄を等しく1票として扱うため、「数のうえで上げた銘柄が多かったのか」を見るのに向いている。
13日はこの3つが同じ方向にそろった日だった。日経平均+1.16%、TOPIX+0.89%、プライム平均株価+0.86%。上げた銘柄は1010で全体の64.9%、下げた銘柄は499で32.0%だった。指数の上げ幅と、銘柄数で見た広がりが一致している。AI・半導体が主導した上げではあるが、その恩恵が一部の値がさ株にとどまらなかった日だと読める。
ただし、これは日経平均より優れた指標という意味ではない。売買代金の大きい値がさ株の動きは、それ自体が相場の重要な情報だ。プライム平均株価は、値がさ株の影響を受けない見方をするとどう見えるか、という補助線として置いている。
なお株価は分割調整後の値を使い、前営業日と当日の双方に終値がある銘柄のみを対象にしている。この指標は当社が独自に計算したものであり、取引所等が公表する指数ではない。
※本文中の決算数値は、各社が公表した決算短信(アシックス:2026年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕、フェローテックホールディングス:2026年7月22日「(開示事項の訂正)2026年12月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」、アルバック・電通グループ・テラプローブ・東邦亜鉛・トリドールホールディングス・KeePer技研・荏原製作所:各社の直近決算短信)にもとづく。株価・出来高・日中値幅・売買代金は、JPX公式のJ-Quants APIによる2026年8月13日終値時点の値。日経平均の終値は日経平均プロフィルの公表値、TOPIXはJ-Quants APIによる。13日の市況は報道による。発表予定はJPX「決算発表予定会社一覧」による。
※本稿は、投資における情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。
記事を書いた人
コマンドY
スイングトレーダー。著書に『10万円を1年で100万円にする株式投資術』(2026年7月発行)。決算を「地雷を避ける」ための守りの道具として読み、上がり始めを出来高で確かめてから乗ることを基本にしている。



