
実績・利益を上げて報酬を得る「プロ営業の本質」
そして、同グループの大きな躍進を支えているのは、何といっても人材の優秀にある。前述の通り、社内運用には人材育成が不可欠だ。
そこでグループでは、内部人材と外部専門家を連携させ、「営業ドクター」と「コストドクター」という1級から3級までの認定資格制度を設けて専門性を可視化し、成果に応じた完全利益分配型の報酬制度を導入。顧客企業のニーズや状況に応じた人材で対応している。
さらに、2025年4月からは、応援したい企業のために「隙間時間に兼業、副業、専業、本業、ボランティア」といった多様な働き方が選択できる仕組み「プロ活」を採用。所属先企業に在籍したまま、個々の「強み」や「興味」に応じたフルコミッション型の営業・コンサル業務が可能で、有能な人材の確保につなげている。
また、同グループのコンサルタントフィーが「完全成果報酬型」であることも、他のコンサルティングファームとの大きな違いだ。
つまり、業績向上が実現できなければ報酬は発生せず、クライアント企業のリスクを最小限に抑えながらビジネスの変革を支援する。このビジネスモデルが成り立つのは、優秀な人材によるプロフェッショナル集団だからこそだからだ。
「セールスインテリジェンス」の分野に関して、日本は世界の動きにやや遅れをとっている。しかし、人手不足、属人化、非効率な営業活動やコスト削減といった日本企業が抱える課題を打破するカギもまた「セールスインテリジェンス」にある。
変革の最前線に立つセールスインテリジェンスグループの取り組みは、今後ますます注目されることだろう。