お金と資産、ビジネスで
ちょっとウエを目指す情報サイト/Gold beans.

首都圏中古マンション価格、70カ月連続上昇 バブル期超えの高水準が続く【2026年2月/東日本レインズ】

首都圏の中古マンション価格の高止まりが続いている。2026年2月の成約㎡単価は85.61万円と70カ月連続の上昇、1990年9月のバブル期水準を引き続き上回っている。一方、戸建ては42カ月ぶりに在庫が減少に転じるなど、需給環境の変化も見せ始めている

Gold beans.編集部2026/03/17

首都圏中古マンション価格、70カ月連続上昇 バブル期超えの高水準が続く【2026年2月/東日本レインズ】
  • 中古マンション成約㎡単価は85.61万円、70カ月連続上昇でバブル期超えを維持
  • 在庫件数は7カ月連続で減少し需給がタイトな状態が続く
  • 戸建ての在庫が42カ月ぶりに減少、成約件数・価格はともに増加

中古マンション単価、70カ月連続上昇

東日本レインズ(公益財団法人東日本不動産流通機構)がまとめた2026年2月度の月例速報によると、首都圏の中古住宅市場は全般に底堅い推移を続けている。

中古マンションの成約件数は、4241件で前年同月比2.1%増で、2024年11月から16カ月連続の増加を記録した。在庫件数は4万5112件と前年同月比0.2%減とほぼ横ばいながら、7カ月連続の減少が続いている。

価格面では、成約㎡単価が85.61万円と前年同月比8.2%上昇、2020年5月から70カ月連続の上昇となった。前月(86.99万円)比では1.6%の小幅下落となったが、いわゆるバブル期の1990年9月(85.50万円/㎡)の水準は引き続き上回っている。また、成約価格も5458万円と前年同月比9.5%上昇で16カ月連続のプラスとなった。

新規登録㎡単価は108.83万円と前年比24.1%上昇、在庫㎡単価は106.60万円と同29.5%上昇しており、売り出し価格と成約価格の乖離は依然大きいが、需給のタイト感が市況を下支えしている構図は変わっていない。

エリア別では、東京都区部の成約件数が1817件で前年比4.3%減と2カ月連続の減少。一方、㎡単価は133.37万円と同12.9%上昇し、70カ月連続の上昇で、都心部の価格高止まりが際立つ。
郊外では埼玉県が549件(前年比21.5%増)と大きく伸び、千葉県も485件(同9.0%増)と2カ月ぶりに増加に転じた。神奈川県は980件(同3.0%増)と堅調さを維持した。

戸建て在庫、42カ月ぶりに減少

中古戸建住宅市場では、成約件数が1910件と前年同月比13.0%増と、16カ月連続の増加が続いている。

注目は在庫件数の動向で、2万3685件と前年同月比0.1%減とほぼ横ばいながら、2022年8月以来42カ月ぶりの減少に転じた。戸建ては長期的に在庫増加が続いていただけに、需給環境の変化を示す動きとして注視が必要だ。

成約価格は4115万円と前年同月比5.0%上昇し、2カ月連続のプラスとなった。新規登録価格は4680万円と同9.1%上昇で7カ月連続の上昇となっている。
エリア別では、すべての地域で成約件数・成約価格ともに増加・上昇という結果となった。中でも、東京都区部の成約価格が8010万円と前年比13.1%上昇し、5カ月連続のプラス。埼玉県は、成約件数が前年比37.2%増と際立った伸びを見せている。

全体として首都圏の中古住宅市場は、2月も価格上昇基調が継続した。マンションは単価の連続上昇が70カ月に及び、戸建ては在庫の減少転換という新たな動きも加わっている。金利動向や新築価格の高止まりが続く中、中古市場への需要は当面堅調に推移するとみられる。

この記事を書いた人

Gold beans.編集部

Gold beans.編集部

  • WEB

※このサイトは「事業再構築補助金」を活用しています