中古マンショ価格はバブル期超え
首都圏の中古住宅市場は、2026年1月も堅調な動きを維持した。東日本レインズ(公益財団法人東日本不動産流通機構)がまとめた月例速報によると、マンション、戸建ともに成約件数は前年同月を上回り、価格も底堅く推移している.
中古マンション市場の1月の成約件数は、3343件で前年同月比3.1%増。2024年11月以降15カ月連続の増加となった。
在庫件数は4万4776件で同1.5%減と6カ月連続の減少したものの、取り引き量が増え、在庫が絞られるという構図が依然続いている。
価格面では、成約㎡単価が86.99万円と前年同月比6.3%上昇、2020年5月から69カ月連続の上昇となった。前月比でも2.3%の上昇で、1990年9月のいわゆるバブル期の水準を上回ったとされる。
成約価格も5493万円と同6.7%上昇、15カ月連続のプラスになった。単価、総額ともに高値圏を維持している。
新規登録物件の㎡単価で見ると110.97万円、在庫㎡単価は105.15万円と、いずれも3割前後の上昇している。売り出し価格の上昇が続く中、成約価格との差はあるものの、需給の逼迫を背景に市況は強含みで推移している。
エリア別にみると、東京都区部の成約件数は1433件で前年同月比2.4%減と13カ月ぶりに減少。一方、多摩地区は9.6%増、神奈川県は11.3%増、埼玉県は9.4%増となった。一方、千葉県は3.0%減と27カ月ぶりに減少した。㎡単価では東京都区部が137.50万円と前年同月比11.3%上昇し、69カ月連続の上昇で、都心部の価格高止まりが際立つ。
戸建て新規登録価格は9.4%上昇
中古戸建住宅市場も堅調である。
成約件数は1496件と前年同月比17.0%増で、15カ月連続の増加となった。在庫件数は2万3539件で同0.4%増とほぼ横ばいながら、長期的には増加傾向が続いている。
成約価格は4056万円と前年同月比7.1%の上昇、2カ月ぶりにプラスへ転じた。新規登録価格は4728万円で同9.4%上昇と、在庫価格も4578万円で同4.8%上昇している。マンション同様、売り出し価格の上昇が継続している。
地域別では、東京都区部の戸建成約価格が7630万円と前年同月比11.2%上昇し4カ月連続の上昇である。多摩地区も10.0%上昇した。一方、横浜・川崎市は2.4%下落、埼玉県は0.6%減とという地域もあるが、神奈川県他は26.0%上昇と大きく伸びた。
全体として首都圏の中古住宅市場は、マンションを中心に価格上昇が続く。在庫減少が続き、需給はタイトな状態が続いている。
一方、戸建は件数、価格ともに持ち直しの動きを示している。金利動向や新築市場の価格動向が今後の取引に影響を与える可能性はあるが、首都圏の中古住宅市場は、マンションを中心に価格上昇が続き、在庫減少を背景に需給はタイトな状態にある。価格・件数ともに底堅く推移している。











