露天風呂、マジックショー、深夜営業と特色ある銭湯、新宿近くで暮らす(東京都中野区)

新宿からも自転車12分の好立地。区のスポーツ施設の利用も格安。その日の気分や時間で選べる個性的な銭湯に囲まれた広さも十分な風呂なし物件での暮らし。

鹿島奈津子2024/03/28

昭和浴場
最後の銭湯は「昭和浴場」。
徒歩15分とやや離れますが、ここは唯一無二といっていい特徴があります。それが煙突にマジック温泉という表示です。
どういうことかというと、オーナーがタジマジックさんという、世界でNo.1の賞も受賞したことのある、凄腕マジシャンなのです。運が良ければ生のマジックショーが見られることもあります。私も一度カードマジックを見せてもらったことがありますが、そこにいるみんなが声をあげるくらいびっくりさせられるマジックなのです!

もちろん、銭湯も立派です。
浴槽がL型になっているのは珍しく、さらに座風呂、泡風呂、電気風呂、浅風呂と湯船の種類が多いのも特徴です。サウナも追加料金100円で入れるのはうれしいところ。
営業時間も15:30から深夜1:30までと遅くまで入れるのはありがたい部分です。しかも、金曜日のみ深夜3:00まで営業してくれているので、(お酒を飲んだ後にお風呂に入ることを推奨したくないなと思ったので、仕事にしてました)遅くなってもここなら温かいお湯に入ることが可能です。

マジックショーのトロフィーと昭和浴場の浴室
マジックショーのトロフィー(左)と広々とした昭和浴場の浴室

こんなに銭湯のことを書いているとやっぱり行きたくなってきますね。
公衆浴場である銭湯ってこんな風に個性的で、同じものが一つもない。それぞれのお店が自分たちのできることをして、みんなの「入浴」を守っていると思うととても感慨深い限りです。

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この記事を書いた人

鹿島奈津子

鹿島奈津子東京銭湯ふ動産/株式会社フィールドガレージ 不動産担当

1985年8月生まれ。大阪府出身。
滋賀県成安造形大学住環境デザイン科を卒業後、京都で京町家の再生活用などに携わる。
結婚出産を機に上京し今は茅ヶ崎で男の子二人、黒猫一匹と暮らすシングルマザー。
2014年フィールドガレージ入社、2015年「東京銭湯-TOKYOSENTO-」で銭湯ライターとして活動。2018年7月「東京銭湯ふ動産」を立ち上げる。

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