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「金運」上昇でやってよいこと、ダメなこと 平安貴族もやっていた運気取り

金運上昇のためよいとされる行いや習慣がさまざまある。こうしたゲン担ぎは、平安貴族が毎朝占いで吉凶を確かめていた時代からあり、金運への感覚は昔も今も変わらないようだ。しかし、実は本当に金運がアップしている人が行っていることは当たり前すぎて意外なことだった…

複眼FPラボ2026/04/20

「効いた」と感じている人は、実はお金を使っていない

一方で、金運行動に「効果があった」と感じている人の声も見てみよう。

「財布にお札を入れるとき、肖像画の人物と目が合うように入れ、向きも揃えている」という。注目すべきは、金運向上を実感している人は宝くじの当選ではなく「無駄遣いが減った」という点だ。お札の向きを丁寧に整える行為が、お金と向き合う意識を変え、支出の抑制につながっているかもしれない。

金運アップを願って神社やお寺にお参りに行く人は多い

「玄関の水拭きをしたら懸賞が当たった」。因果関係の証明はできないが、掃除という行為自体が生活を整えるプラスの習慣であることは間違いない。
「神社にお参りして、資格試験に合格した」というのもあるだろうが、参拝したから合格をもたらしたわけではないだろうが、「お参りした」という行動が心理的な区切りとなったといえるのではないだろうか。

つまり、効果を実感している人の多くは「お金を使って運を買う」のではなく、「日常の小さな習慣を整えた結果、お金の流れが良くなった」と感じている。この差は決定的に大きい。
調査でも、お金に対する日頃の接し方として「お札の向きを揃えて財布に入れる」(66.7%)、「レシートを溜め込まない」(42.6%)が上位に挙がっている。いずれも一円もかからない。

金運は「買うもの」ではなく「整えるもの」

調査の自由回答の中に、これが核心ではというものがあった。
「無理をして金運行動をすると、嫌な気持ちになって生活自体が暗くなるので、楽しい気持ちで金運アップの行動を行うべき」

平安貴族が毎朝の暦チェックを「当然のルーティン」として淡々と行っていたように、金運行動は日常の中に自然に溶け込んでこそ意味がある。必死にお金をかけて御利益を買おうとした途端に、財布は軽くなり気持ちは重くなる。逆に、お札の向きを揃える、財布の中を整理する、たまに神社に立ち寄って手を合わせる――そうした「お金のかからない習慣」を楽しめている人ほど、効果を感じているのかもしれない。

科学的に金運が証明できるかはさておき、「前向きな習慣が気分を上向きにし、結果的に行動の質が上がる」という心理的効果が一番重要だろう。1000年前の貴族も現代のビジネスパーソンも、「整える」ことで安心を得ているという意味では、同じことをしている。

金運は追いかけるものではなく、日々の暮らしの中で整えるもの。そう考えれば、わざわざ高い財布を買ったり、御守りを何個も集めたりする必要はない。
お札の向きを揃えて、レシートを片づけて、たまに近所の神社や寺院で手を合わせる。1000年前から続く、それが日本人の金運との一番賢い付き合い方なのかもしれない。

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マクロ経済の潮流から日々の暮らしに寄り添うお金の話まで――複眼的な視点で「生活」と「ファイナンス」を読み解く実践的チーム。メンバーは、生活者のリアルを綴るライター、現場感覚を持つファイナンシャルプランナー、そして個人に最も近い立場でライフリスクと向き合う生命保険・損害保険の営業パーソン。異なる立場と経験から、単なる数字や制度にとどまらない“生きた情報”を発信している。

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