もし水災被害にあってしまったら…失敗しない請求
万が一、床上浸水などの被害に遭った場合の保険金請求に際して、いくつかのことを覚えておいてください。水災といってもきれいな真水が上がってくるわけではありません。水が引いたあとには、臭いや汚れが残ります。浸水して使えない家財などはさっさと捨てたいでしょうが、破棄する前にスマホで構わないので写真を撮っておいてください。
自分で撮った写真がなくても、保険金の請求はできなくはありませんが、あった方が支払いはスムーズです。
写真の撮り方のポイントは、衣類などは枚数が分かるように広げて、全体が分かるようする。さらにそれぞれ寄りの写真も撮っておきましょう。
建物の場合には、四方から同じように全体が分かるものと、浸水のあった水のあと(浸水線)などが分かるように撮影します。
メジャーがあれば45㎝が分かるように、なければペットボトルなど大きさが分かるものを一緒に並べて撮っておきましょう。保険会社によっては、LINEから保険金請求や専用のアプリを用意しているケースもあります。なかなか難しいですが、川の近くや、低い地域で水が出やすいような地域にお住まいであれば、被害に遭う前に事前にこうした準備もしておくといいでしょう。
2024年には火災保険料率が改定、保険料の値上がりも
火災保険料率は改定が続いていますが、2024年中にも再び火災保険料率等が改定される見込みです。次の改定では水災危険のリスクを火災保険料率に反映される予定ですので、水災危険リスクの高い人はこうしたことも考慮しておいてください。