1978年生まれ。埼玉大学経済学部卒業後、国内大手金融機関、外資系金融機関勤務を経て独立し、株式会社ライフサポートを設立。25年以上の株式投資経験を活かし、徹底的に企業の決算短信を読み込み、チャート分析からはわからない経済分析、個別企業分析をYouTube「カブアカちゃんねる」で展開。全決算を最速分析しているnote『カブアカマガジン』を日々更新中。
高値づかみをさけるための平均購入価格の出し方
最近の典型例は、ネットプロテクションズホールディングス(7383)でした。
私がネットプロテクションズホールディングスに投資を開始したのは、第1四半期決算短資が出た翌日の5月16日です。
株価の推移を追うと、私が投資を開始した5月16日から22日まででは最大94円、決算発表以降、最大18.7%もの下落をしました。
しかしながら、その後の株価の動きはチャートの通りで、この原稿を書いている8月29日の終値は872円で5月16日の終値479円から約2倍となっています。

チャート図では決算発表の翌日の5月16日から数日かけて409円にまで下落している様がわかるかと思います。決算後に約20%の下落を受けるとなれば損切りをする人も多いでしょう。
しかし、私は前述の通り、自分の立てた金額の平均値よりも低い株価なので、連日の爆買いラッシュを行いました。
このネットプロテクションズホールディングスの場合、下がるたびにナンピンを仕掛け、私が立てた最終的な平均値は467円となっています。
5月16日~22日にナンピンを繰り返し、、平均購入価格を下げて、株価の反転上昇を待ち、今は下から眺めているという状況です。
投資のロットは、最小単位であっても、ナンピンに限らず、時間的な分散投資を意識することで、リスクリターンの見合う投資パフォーマンスが得やすくなると考えています。