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『カブアカ』古賀真人の実践投資講座4 時間的分散投資でリスク管理、ナンピン投資が勝てる理由

株式投資で重要なのは「時間的分散投資」と「ナンピン投資法」。実例をあげてリスクを抑えつつ利益を狙う実践的な投資戦略を解説します

古賀真人2025/09/05

高値づかみをさけるための平均購入価格の出し方

最近の典型例は、ネットプロテクションズホールディングス(7383)でした。
私がネットプロテクションズホールディングスに投資を開始したのは、第1四半期決算短資が出た翌日の5月16日です。
株価の推移を追うと、私が投資を開始した5月16日から22日まででは最大94円、決算発表以降、最大18.7%もの下落をしました。
しかしながら、その後の株価の動きはチャートの通りで、この原稿を書いている8月29日の終値は872円で5月16日の終値479円から約2倍となっています。

チャート図では決算発表の翌日の5月16日から数日かけて409円にまで下落している様がわかるかと思います。決算後に約20%の下落を受けるとなれば損切りをする人も多いでしょう。
しかし、私は前述の通り、自分の立てた金額の平均値よりも低い株価なので、連日の爆買いラッシュを行いました。

このネットプロテクションズホールディングスの場合、下がるたびにナンピンを仕掛け、私が立てた最終的な平均値は467円となっています。

5月16日~22日にナンピンを繰り返し、、平均購入価格を下げて、株価の反転上昇を待ち、今は下から眺めているという状況です。
投資のロットは、最小単位であっても、ナンピンに限らず、時間的な分散投資を意識することで、リスクリターンの見合う投資パフォーマンスが得やすくなると考えています。

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この記事を書いた人

古賀真人

古賀真人個人投資家、経済アナリスト、会社経営者、投資系YouTuber

1978年生まれ。埼玉大学経済学部卒業後、国内大手金融機関、外資系金融機関勤務を経て独立し、株式会社ライフサポートを設立。25年以上の株式投資経験を活かし、徹底的に企業の決算短信を読み込み、チャート分析からはわからない経済分析、個別企業分析をYouTube「カブアカちゃんねる」で展開。全決算を最速分析しているnote『カブアカマガジン』を日々更新中。

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