1949年生まれ、静岡県出身。1971年慶應大学法学部卒、同年山一證券入社。1985年新日本証券国際部入社、パリ駐在員事務所長を経て企業部にて新規公開企業の実務に携わる。1998年退職後、コンサルタントとして独立。著書に『株をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)などがある。フジサンケイビジネスアイ株式初級講座、ラジオ日経の「株式宅配便」のパーソナリティを務める。

石破与党過半数維持――逆張りに賭ける手も
日経平均株価は、現在、高値更新中のダウとの連動性は低く、ナスダックとの連動性が高いことから高値更新が難しい状態にあります。
日本株の主役は、ディスコ、東京エレクトロン、レーザーテックなどですが、米国のIT主役のエヌビディアのようなカリスマ性には欠けています。
日本での期待は、ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイが2818億円の円建て社債の発行条件を決めたことで、再度日本株投資に踏み切るのではないかということだ。このため三菱UFJを中心とした金融株に上昇期待が高まっている。
しかしながら、経済状況を占う街角景気は4か月ぶりに悪化に転じた。秋になってからも気温の高い日が続き秋冬物の売上げが悪く、円安による物価高が消費の節約志向を高めているからだ。ただ、消費関連の雄であるファーストリテイリングや外食産業のサイゼリヤは中国などのアジア諸国で売上げを伸ばしている。
石破政権の低支持率の中、マスコミの多数は与党の過半数割れを予想している。そこで与党が過半数維持に期待して「人の行く裏に道あり花の山」という格言にかける投資家も出ている。
※本稿は、投資における情報提供を目的としたものです。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。










