1949年生まれ、静岡県出身。1971年慶應大学法学部卒、同年山一證券入社。1985年新日本証券国際部入社、パリ駐在員事務所長を経て企業部にて新規公開企業の実務に携わる。1998年退職後、コンサルタントとして独立。著書に『株をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)などがある。フジサンケイビジネスアイ株式初級講座、ラジオ日経の「株式宅配便」のパーソナリティを務める。
当面の天井は3万8000円台
一般的には14倍から16倍が居心地の良い水準である。今後は景気がよく企業業績の上方修正が期待できる局面では、17倍台まで買われることもあるが、為替相場が141円台に入ったドル円相場であっても、第1四半期での企業は、保守的な予想をしていることから大きく下方修正する可能性は少ないだろう。
この下落局面での買い手は、GPIF(年金機構)で、ポートフォリオ上、急落により買う枠が大幅に増えたことが市場の支えになった。久しぶりに日本株投信の買いも見られた。テクニカル的には、特大の長い下ヒゲを付けているだけに、当分の下振れ懸念は完全に解消されている。今後は、ファンダメンタルが中心の動きとなろう。
25日、75日、200日、13週26週移動平均線は3万8000円台に位置しており、当面の天井は3万8000円台となりそうである。
コロンショックの時に、日経平均は8か月で元の高値を更新することができた。今回コロナショックの下落率(30%台)よりも低く、全治5か月程度と考えることが可能である。あとになれば「大山鳴動して鼠一匹」といったところか。
今までは、円安効果により輸出関連企業が上方修正により株価を押し上げた側面が強い。140円から150円でドル円が収まるようであれば、円安に頼らずに業績を上げることができる内需関連が注目されることになりそう。
たとえて言えば、買いの中心はトヨタか日立に。また、緩やかなりにも金利上昇は続くと思われるので、金融株(みずほFG、りそなHD、三菱UFJ、オリックスなど)。ほかにはダイフク、フジクラ、日本製鋼などにも注目したい。








