今の株価がバブルではないこれだけの理由――これからの注目銘柄

バブル崩壊から34年2か月、日経平均株価は3万9000円台に突入した。その一方で今回も「バブルではないか」という懸念も出ている。果たしてこの株価は本物か? そして、最高値後の注目銘柄は?

望月純夫2024/02/26

バブル超え後の注目銘柄

1929年の世界大恐慌からの立ち直りには25年を要し、日本の悪性デフレ克服には34年をかけて日本病も治るという実証は、世界に夢を与えることになろう。今も悩んでいる英国病やインフレで悩むアルゼンチンとは違うと言うこと自覚したい。
また、支持率の低い岸田内閣で最高値更新したことを考えると、案外、岸田首相はツキのある人かも知れない。

この上昇エンジンは半導体関連であったが、今後は出遅れた好業績銘柄にも陽が当たることになろう。
そこで注目銘柄は、防衛関連の三菱重工、川崎重工、IHI、東京計器、日本アビエーション、石川製作所、新明和は要チェックだ。

7011:三菱重工 年初来株価の推移
7012:川崎重工業 年初来株価の推移
7013:IHI 年始来株価の推移
7721:東京計器 年初来株価の推移

※本稿は、投資における情報提供を目的としたものです。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。

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この記事を書いた人

望月純夫

望月純夫株式ストレジスト、コンサルタント、ラジオパーソナリティ

1949年生まれ、静岡県出身。1971年慶應大学法学部卒、同年山一證券入社。1985年新日本証券国際部入社、パリ駐在員事務所長を経て企業部にて新規公開企業の実務に携わる。1998年退職後、コンサルタントとして独立。著書に『株をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)などがある。フジサンケイビジネスアイ株式初級講座、ラジオ日経の「株式宅配便」のパーソナリティを務める。

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