高価格帯の都心物件か、バランスを重視の郊外物件か
大都市圏でのタワマンの人気は相変わらず高い。しかし、タワマンにとどまらず、さまざまなマンションが建設されている。
そんな中でどんなマンションが注目されているのだろうか。
不動産・住宅情報サービスのLIFULLは、同社の運営する不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」に掲載された新築マンションを対象に、ページビュー数および資料請求数から算出されたデータをもとにした「最新版!2025年 新築マンション人気ランキング」を発表した。
この「新築マンション人気ランキング」は、販売戸数や成約実績ではなく、住まい探しを行うユーザーの行動データをもとに作成されている点が特徴だ。実際の物件ページの閲覧や資料請求といった行動は、購入検討を前提にしたもので、生活者目線でのリアルなニーズを反映した指標といえるだろう。
2025年のマンション市場を見ると、首都圏(1都3県)では2025年度上半期の平均価格が最高値を更新するなど、価格は依然として上昇基調にある。
こうした中で、生活利便性を重視する傾向は変わらないものの、物件選びには変化も出てきている。具体的には、資産価値と利便性を最優先に「高価格帯でも都心の優良物件」を求める層と、都心へのアクセスと価格のバランスを重視して「郊外エリアの駅近物件」を選ぶ層の二極化だ。
住宅ローン減税の延長や、住宅金融支援機構の融資額が増えたとはいえ、住宅取得をめぐる環境は厳しさを増している。そのため、住まい選びの考え方は一様ではなくなっているというわけだ。
京浜エリアの物件が1,2,3を独占
ランキング結果を示したグラフを見ると、全国人気マンションTOP10は引き続き首都圏に集中していることが確認できる。全国ランキングに入賞した10物件のうち、東京23区が9物件、神奈川県が1物件を占めており、首都圏で分譲された新築マンションが上位を独占する結果となった。ページビュー数と資料請求数を基に算出された本ランキングにおいても、都心志向の強さが浮き彫りになっている。

人気ランキング全国トップ10で1位を獲得したのは、オープンハウス・ディベロップメントの「イノバス不動前」である。同マンションは、東急目黒線「不動前」駅から徒歩3分という高い交通利便性を備え、品川区という都心にありながら、落ち着いた住環境を有する点が特徴とされる。また、「不動前」エリアへの注目度の高まりもあるようだ。
2位には、東急不動産・京浜急行電鉄の「ブランズタワー横浜北仲」がランクインした。横浜のウォーターフロントに位置するタワマンで、住宅、商業、文化など多様な都市機能を集約したまちづくりが進められている。また、横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅徒歩2分、JR京浜東北・根岸線「桜木町」駅徒歩9分という交通の便もよい。
3位は、東急不動産の「ブランズタワー大崎」。JR山手線「大崎」駅から徒歩5分という立地に加え、大規模再開発が進む大崎エリアの将来性や、タワーマンションならではの共用施設、眺望といった要素が支持を集めた結果のようだ。
上位3物件のうち2物件は東京23区内、中でも品川区の駅近で交通利便性の高いエリアに立地している点が共通している。また、2位の物件は横浜と京浜地区にあるのが特徴といえるだろう。この地区はリニア新幹線開通後は新しい東京の玄関口であり、羽田空港とも近く、そうした点も注目度は高い。
交通アクセスと生活環境のバランスに優れた物件が、ページビュー数および資料請求数の両面で高い関心を集めている状況が、今回のランキング結果から読み取れる。





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