1978年生まれ。埼玉大学経済学部卒業後、国内大手金融機関、外資系金融機関勤務を経て独立し、株式会社ライフサポートを設立。25年以上の株式投資経験を活かし、徹底的に企業の決算短信を読み込み、チャート分析からはわからない経済分析、個別企業分析をYouTube「カブアカちゃんねる」で展開。全決算を最速分析しているnote『カブアカマガジン』を日々更新中。

プログラマーが突然、営業に来る時代
最近、私の実業の現場で変化が起こってきている。プログラマーやAI関連の技術者が営業に私のところに「何か手伝える仕事はないか」と来るケースが急増している。
プログラマーやAI関連の技術者は、基本的に表に出ないでシステム構築やプログラムを書いていた人たちである。そんな人たちがなぜ私のところ来ているかというと、彼らの仕事がなくなっているのだ。
DX、AIといえば、これまでは黙っていても仕事が入ってきた。そんな彼ら、彼女たちが、突然仕事を切られてしまって、「古賀くん、こういうシステムを作ったんだけど、どう?」と私のところに来るようになった。「ついにこういう時代になったか」と思った。
なぜ、そんなことになってしまったのか。これこそがAI時代の象徴といえる。昨今ではアンソロピック(Anthropic)のAI「Claude Code」の登場が話題であり、彼らのサービスの登場によりSaaS銘柄が大幅に大暴落をし、「SaaSの死」と言われる相場環境となっている。
正直に言うと、私もアンソロピックの影響がここまで来るとは思わなかった。もちろん、アメリカでSaaS銘柄が大きく株価を落としていたのは見ていたが、日本は関係ないと思っていたのだ。それは日本の大手SIerは国のシステムを請け負っており、オープンソースのAIでやることはないだろうと考えていたからだ。
これは落ち度だった。Googleの「Gemini」は検証したのだが、アンソロピックのClaude Coworkに対してはそれを怠ってしまっていた。遅ればせながら、会社のスタッフにClaude Coworkを使わせてみたら、とんでもないものだった。「ホームページ作って」と言えば即座に作り上げてくれる。
NECが空港でやっているような顔認証システムも「作って」と言えばあっという間に原型ができてしまう。自分でも試してみたが、そのすごさには鳥肌モノだった。
AIにできない仕事を持つ銘柄にヒントが
AIが専門家の仕事を次々と一般化していく時代に、投資家は何を狙えばいいのか。
私が最近注目している斎藤ジン氏の著書にこうあった。「アメリカは、製造業が外部にアウトソースされ、脳みそだけの国になった。だからそのアウトソーシングしている製造業の最高のパートナーとして絶対に日本が必要」。本当にその通りだと思う。
ITが進化してAIになり、コンサルやプログラミングといった「脳みそ(専門家)」の仕事が次々と取って代わられる価値がなくなって、誰もができるようになった。しかし、その脳みそを組み込んで、きちんと車やロボットといった商品を作る工程は、まだAIにはできない。ファナックがなかったらどうなるのか、想像もつかない世界だ。
だから、投資は「製造業を狙うべき!」というのが私の結論だ。半導体を中心とした製造業、これが長い相場になると思っている。






