お金と資産、ビジネスで
ちょっとウエを目指す情報サイト/Gold beans.

【むくみ】下半身の腫れに効く漢方とマッサージ、生活習慣

足のだるさや下半身のむくみは放置せずにケアが大切。漢方とマッサージ、生活習慣の見直しで「むくみ」を改善!

斉藤明美2025/09/24

  • Twitter
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

【瘀血タイプ】めまい、肩こり、のぼせ、イライラなどの症状

 このタイプは血の滞りが起こりやすく、見た目の症状としては、顔色が悪い、皮膚がうっ血して赤黒いいった点。また、冷え症またはのぼせといった症候がある場合は、この瘀血によるむくみと考えます。女性の場合は月経異常が多くみられます。血の巡りを改善することで、水の巡りを整えます。

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
【主な症状】体力があまりなく、めまい、足腰(下半身)の冷え、貧血傾向、時に下腹部痛、頭重、肩こり、耳鳴り。女性は生理不順を伴うこともあります。
【効果】血を補い、からだを温めながら、水分代謝を整えて症状を改善します。
【成分の効能】当帰(トウキ)、芍薬(シャクヤク)、川芎(センキュウ)は血を補いながらからだをあたため、白朮、茯苓、沢瀉(タクシャ)が余分な水分を排出させて水滞の症状を改善します。

桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
【主な症状】のぼせ、イライラ、だるさ、頭痛、肩こり
【効果】からだを温めながら体内に停滞した血や水の巡りを整えることで症状を改善します。
【成分の効能】桂枝でからだを温めながらのぼせを鎮め、牡丹皮(ボタンピ)と桃仁(トウニン)、芍薬が血の滞りを去り、茯苓で水を巡らせます。

1 2 3

この記事を書いた人

斉藤明美

斉藤明美薬剤師・医学博士

北里大学薬学部卒業後、大学病院、企業診療所、透析施設で薬剤師として勤務。その後、製薬会社で企画販売に従事し、体調を崩した時に漢方薬に出会い、漢方を学びはじめる。日本漢方協会漢方講座を経て、田畑隆一郎先生の無門塾入門、愛全診療所 蓮村幸兌先生(漢方専門医)の漢方外来にて研修。現在は「より健やかに、更に美しく」を目指して患者さんの漢方相談、わかりやすい漢方の啓蒙活動に取り組んでいる。著書に『更年期の不調に効く自分漢方の見つけ方』(ごきげんビジネス出版)がある。

  • Facebook

※このサイトは「事業再構築補助金」を活用しています