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資源エネルギー庁・実装加速連絡会で示す次世代型太陽電池戦略――2030年14円、2040年10円台へ

2040年10~14円以下――資源エネルギー庁「実装加速連絡会」が金額を示したペロブスカイト太陽電池の実現の可能性と課題とは

Gold beans.編集部2025/09/26

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資源エネルギー庁・実装加速連絡会で示す次世代型太陽電池戦略――2030年14円、2040年10円台へ
  • 経産省資源エネルギー庁が実装加速連絡会で次世代型太陽電池の導入戦略とコスト目標を提示
  • ペロブスカイト太陽電池を中心に、自治体や企業の実証実験や施工法開発など社会実装が拡大中
  • 技術課題や安全基準の整備が求められ、産業競争力強化と再生可能エネルギーの主力化が焦点に

10円~14円以下、2040年の発電コスト目標

次世代型太陽電池の実用化に向けた取り組みが本格化している。経済産業省資源エネルギー庁は、官民協議会に加えて、実務担当者が情報を共有する「実装加速連絡会」を立ち上げた。

自治体や民間企業が幅広く参加し、導入支援や施工ガイドラインの整備など、社会実装を意識した議論が進んでいる。
こうした次世代型太陽電池として注目されるのがペロブスカイト太陽電池である。軽量で柔軟性があり、既存のシリコン型では設置が難しい場所でも活用できる点が強み。政府は「次世代型太陽電池戦略」を策定し、2040年に20ギガワットの導入を目標に掲げている。この戦略は第7次エネルギー基本計画にも盛り込まれ、官民挙げての推進体制が整いつつある。

とはいえ、導入拡大に向けては、量産技術、生産体制、需要創出の三位一体の推進が不可欠とされる。
政府はグリーンイノベーション(GI)基金を活用し、2025年度に発電コスト20円/kWh、2030年度には14円/kWhを目指す。さらに2040年には10~14円/kWh以下の水準で自立化することを目標に掲げる。

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