2026年の値上げは674品目で一服
帝国データバンクによると、2026年2月に値上げが予定されている飲食料品は674品目となった。
前年同月と比べると約6割の減少で、2025年後半から続いてきた値上げラッシュには一定の落ち着きが見られる。月別の推移を見ても、2026年に入ってからは値上げ品目数が抑えられており、4月頃までは比較的落ち着いた動きが続く見通しだ。
今回の674品目の内訳を分野別に見ると、最も多かったのは「加工食品」で、冷凍食品や調味料、レトルト食品などが多い。次いで「酒類・飲料」、パン類や菓子などを含む「菓子」が続く。日常的に消費される品目が中心となっている。
値上げ率の平均はおおむね数%台にとどまるものが多く、2023年や2024年に見られた二桁台の大幅な価格改定は限定的だ。

2026年の値上げパターンは「薄く年間通して」
月次の値上げ動向を見ると、2024年から2025年前半にかけては月間1000品目を超えていたが、2025年後半以降は減少傾向にあり、今回の調査でもその流れを引き継いでいる。
これは、原材料価格や物流費の高止まりが続く一方で、企業側がこれまでの値上げを一巡させたことが、足元の品目数減少につながったとみられている。
とはいえ、値上げ要因が解消されたわけではない。原材料別に見ると、輸入食材や包装資材、エネルギーコストなどは依然として高水準にある。とくに為替相場の影響は大きく、円安基調が続けば、輸入原料を多く使用する食品分野を中心に、春先以降に再び値上げ圧力が強まる可能性があるとしている。
また、2026年通年での見通しは、前年と比べて値上げペースは緩やかになるものの、年間を通じて断続的な価格改定は避けられないという。これは、企業側が一度に大幅な値上げを行うのではなく、時期を分散させながら小幅な改定を重ねる動きが広がっているためと、帝国データバンクでは分析している。











