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10/14発表 決算分析|良品計画 営業益40.1%増の1034億円、今期は1140億円を見込む

10月14日の決算発表は90社。良品計画は前期の営業利益が40.1%増の1034億円と初めて1000億円を超え、今期は1140億円を見込む。サイゼリヤは営業利益が計画を9.8%下回り、IDOMは営業利益計画を185億100万円に下げた。

コマンドY2026/10/15

10/14発表 決算分析|良品計画 営業益40.1%増の1034億円、今期は1140億円を見込む
  • 良品計画は営業益40.1%増の1034億円、今期も10.2%増益の計画
  • サイゼリヤは営業益が計画を9.8%下回り、4Qは36.8%減益
  • IDOMは通期の営業益計画を240億円から185億100万円に下げる

この記事でわかること
・☆【注目度S級】良品計画(7453)
・◎【注目度A級】サイゼリヤ(7581)
・★【要注意D級】松屋(8237)
・【上方修正】メディアドゥほか7社
・【下方修正】IDOMほか6社
・【翌営業日の発表予定】10月15日(木)129社

☆【注目度S級】良品計画(7453)

良品計画(7453)2026年8月期 本決算
前期の営業利益は前期比40.1%増の1034億3600万円、営業収益は17.7%増の9235億9200万円で、営業利益は初めて1000億円を超えた。期中に2度引き上げた計画の980億円も5.5%上回り、4Qだけで226億1400万円(前年同期比56.7%増)を稼いだ。
けん引したのは東アジア事業で、セグメント利益は44.2%増の616億9000万円と、国内事業の633億9000万円に迫る。今期は営業収益1兆140億円、営業利益1140億円(10.2%増)を見込み、純利益は前期の一過性利益の反動で4.5%減の730億円とする。前期の年間配当は従来予想の32円から38円に増やし、今期も38円の計画。
株価は14日終値4387円で、9月14日から8.2%上げ、25日線(約4160円)を5.5%上回った位置で決算発表を迎えた。決算前に上げてきた分、約4160円を割り込むようなら、10.2%増益という今期の計画が期待に届かなかったことになる。

良品計画(7453)の株価と25日線

10月14日の終値4387円は、25日線(4160円)を5.5%上回る

陽線陰線25日線決算発表日(10月14日)

3500375040004250450047508月9月10月
直近10営業日の数値を表で見る
日付終値25日線乖離
9/304192円4138円+1.3%
10/14254円4138円+2.8%
10/24214円4135円+1.9%
10/54312円4136円+4.3%
10/64360円4138円+5.4%
10/74379円4138円+5.8%
10/84380円4141円+5.8%
10/94422円4143円+6.7%
10/134446円4151円+7.1%
10/144387円4160円+5.5%
出所:J-Quants(JPX)の日足から作成。株価は分割調整後、25日線は終値の25営業日平均。直近60営業日

◎【注目度A級】サイゼリヤ(7581)

サイゼリヤ(7581)2026年8月期 本決算
前期の売上高は前期比17.4%増の3014億8300万円と計画の2970億円を超えたが、営業利益は5.9%増の164億1900万円で、4月に下げた計画の182億円にも9.8%届かなかった。4Qだけでは30億9200万円と、前年同期から36.8%減った。
日本は19.4%増益の60億900万円だったが、アジアは店舗が増えても営業利益が4.2%減の97億1200万円にとどまった。今期は営業利益212億円(29.1%増)を見込む一方、中間期は86億円(0.6%減)の計画で、下期に126億円と前期下期の1.62倍を稼ぐ前提だ。メニュー価格は維持の方針から、状況に応じて改定する方針に改めた。
株価は14日、発表前に前日比3.8%安の6550円で引け、25日線(約6697円)を2.2%下回る。下期に偏った計画をどこまで信じるかの試金石が約6697円で、ここを上に戻せなければ、前期の未達のほうが重く見られているといえるだろう。

★【要注意D級】松屋(8237)

松屋(8237)2027年2月期 中間
中間期の営業利益は前年同期比4.1%増の10億4700万円、売上高は1.3%増の227億8500万円だった。百貨店業の営業利益は22.0%増の8億5900万円で、ロイヤル顧客と訪日客の買い上げが支えた。中間純利益は4億200万円で、減損損失10億300万円を計上した前年同期の2億900万円の赤字から黒字に戻った。
通期の営業利益計画18億円(31.7%減)は据え置き、中間の進捗は58.2%。下期は7億5300万円で計画に届き、前年下期(16億3100万円)の46.2%で足りる控えめな計画だ。
株価は14日終値2210円で、25日線(約2220円)とほぼ同じ水準にある。直近20営業日の日中値幅は平均4.20%と、14日に決算を出したプライム企業で最も大きい。約2220円の上で落ち着けば計画の上振れを先回りする動き、割れれば値幅の大きさがそのまま下げに出る形。

松屋(8237)の株価と25日線

10月14日の終値2210円は、25日線(2220円)を0.4%下回る

陽線陰線25日線決算発表日(10月14日)

150020002500300035008月9月10月
直近10営業日の数値を表で見る
日付終値25日線乖離
9/302254円2359円-4.4%
10/12136円2336円-8.6%
10/22123円2306円-7.9%
10/52198円2278円-3.5%
10/62172円2244円-3.2%
10/72170円2220円-2.3%
10/82131円2215円-3.8%
10/92177円2211円-1.5%
10/132233円2218円+0.7%
10/142210円2220円-0.4%
出所:J-Quants(JPX)の日足から作成。株価は分割調整後、25日線は終値の25営業日平均。直近60営業日

【上方修正】

銘柄 修正した項目 修正前→修正後 修正率
メディアドゥ(3678・プライム) 2027年2月期 当期純利益 12億円→27億6000万円 130.0%増
同 年間配当 40円→55円 15円増配
モリト(9837・プライム) 2026年11月期 売上高 630億円→660億円 4.8%増
同 営業利益 35億円→36億円 2.9%増
同 当期純利益 30億円→30億5000万円 1.7%増
東洋電機製造(6505・スタンダード) 2027年5月期 営業利益 26億円→38億円 46.2%増
同 当期純利益 26億円→31億円 19.2%増
同 年間配当 116円→138円 22円増配
ヤマザワ(9993・スタンダード) 2027年2月期 営業利益 7億円→11億円 57.1%増
同 当期純利益 4億5000万円→7億5000万円 66.7%増
エスケイジャパン(7608・スタンダード) 2027年2月期 売上高 170億円→195億円 14.7%増
リックソフト(4429・グロース) 2027年2月期 営業利益 2億円→3億4000万円 69.5%増
同 当期純利益 1億6000万円→2億5800万円 61.8%増
QPSホールディングス(464A・グロース) 2027年5月期 営業利益 3億円→20億円 566.7%増
同 経常利益 20億円→32億円 60.0%増
同 当期純利益 19億円→27億円 42.1%増
セイワホールディングス(523A・グロース) 2027年5月期 売上収益 98億円→110億円 12.2%増
同 調整後営業利益 18億円→20億円 11.1%増

メディアドゥは米国のQuality Solutions、NetGalleyとその傘下3社を譲渡し、子会社株式売却益15億6000万円を計上する見込みで、純利益だけを引き上げた。総還元性向30%を保つため、配当も55円に増やす。モリトは中東情勢などで調達コストが増える一方、既存事業が堅調で、販売条件の見直しや生産効率の向上も効いた。東洋電機製造は1Qに交通事業を中心に採算の高い案件の売上計上が進み、価格の適正化と原価低減も寄与した。ヤマザワは前年度に秋田県の「よねや」事業を切り離すなどの構造改革で、販売費及び一般管理費が想定以上に下がった。エスケイジャパンは受注が堅調で売上高を上げたが、原価と荷造運搬費の増加を見て利益は据え置いた。
リックソフトは構造改革とAIの活用で、期初の想定より少ない人員で事業を回せるようになり、人件費と採用費が計画を下回る。QPSホールディングスは、計画に入れていた補助金対象の試験研究費約12億円が当期に計上されないことが分かり、営業利益を17億円引き上げた。補助金収入のうち約5億円は翌期以降にずれる。セイワホールディングスは8〜9月に子会社にした3社の業績を織り込んだもので、既存事業の見通しは変えていない。

【下方修正】

銘柄 修正した項目 修正前→修正後 修正率
IDOM(7599・プライム) 2027年2月期 売上高 6290億円→6550億円 4.1%増
同 営業利益 240億円→185億100万円 22.9%減
同 当期純利益 142億円→105億100万円 26.0%減
同 年間配当 42円43銭→31円38銭 11円05銭減配
PR TIMES(3922・プライム) 2027年2月期 売上高 108億4400万円→103億1900万円 4.8%減
同 当期純利益 22億円→21億円 4.5%減
同 年間配当 16円80銭→74円30銭 57円50銭増配
デリカフーズホールディングス(3392・スタンダード) 2027年3月期 売上高 670億円→635億円 5.2%減
同 営業利益 24億円→18億円 25.0%減
同 当期純利益 17億5000万円→13億円 25.7%減
ライフフーズ(3065・スタンダード) 2027年2月期 売上高 96億1900万円→94億3900万円 1.9%減
同 営業利益 1億1800万円→2500万円 78.7%減
同 当期純損益 7300万円の黒字→1100万円の赤字 赤字転落
同 年間配当 5円→未定 ―
JNグループ(6634・スタンダード) 2026年11月期 売上高 43億8300万円→33億7300万円 23.0%減
同 営業損益 1億300万円の黒字→7億9200万円の赤字 赤字転落
同 当期純損益 1億1100万円の黒字→19億3100万円の赤字 赤字転落
ノダ(7879・スタンダード) 2026年11月期 営業利益 6億円→4億円 33.3%減
同 当期純損益 2億円の黒字→1億円の赤字 赤字転落
クックビズ(6558・グロース) 2026年11月期 売上高 32億4000万円→28億2600万円 12.8%減
同 営業損益 8000万円の黒字→2億9300万円の赤字 赤字転落

IDOMは中途採用した人材の育成に時間がかかり、中間期の小売台数が計画の9万台に対し8万8000台にとどまった。中古車オークション相場の急落で卸売の1台あたり粗利も想定を下回り、販売費及び一般管理費は期初想定の410億円から432億円に膨らんだ。中間期の営業利益は87億7100万円で、予想の119億円を26.3%下回った。配当は業績連動の方針どおり下げ、配当方針そのものを次の中期経営計画とあわせて見直す。デジタルギフトの株主優待は2027年8月末で運用を終える。PR TIMESは「Jooto」の事業撤退と子会社NAVICUSの売上の下振れで売上高を下げたが、営業利益は据え置いた。同時に普通配当のDOE基準を2%以上から9%以上に引き上げ、年間配当を74円30銭に増やす。
デリカフーズホールディングスは台風や長雨で野菜の価格が高騰し、売上総利益率が想定以上に下振れた。ライフフーズは天候不順による来店客数の減少と原材料高が響き、期末配当を未定に改めた。JNグループは暗号資産市況の低迷と持分法による投資損失で、各段階の損益を赤字に下げた。ノダは価格改定で売上高は期初予想どおりだが、コスト高で利益を下げた。クックビズは主力のHR事業で売上への転換に時間がかかり、希望退職者の募集を決めた。

【翌営業日の発表予定】10月15日(木)129社

日本国土開発(1887) 1Q/パソナグループ(2168) 1Q/グロービング(277A) 1Q/ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884) 中間/北の達人コーポレーション(2930) 中間/バロックジャパンリミテッド(3548) 中間/SHIFT(3697) 本決算/テラスカイ(3915) 中間/マネーフォワード(3994) 3Q/ボードルア(4413) 中間/ベクトル(6058) 中間/ベイカレント(6532) 中間/オープングループ(6572) 中間/日置電機(6866) 3Q/FPパートナー(7388) 3Q/マニー(7730) 本決算/トランザクション(7818) 本決算/リテールパートナーズ(8167) 中間/高島屋(8233) 中間/東宝(9602) 中間/燦ホールディングス(9628) 本決算

ウエストホールディングス(1407・スタンダード)本決算/インターライフホールディングス(1418・スタンダード)中間/ファーストコーポレーション(1430・スタンダード)1Q/Chordia Therapeutics(190A・グロース)本決算/PostPrime(198A・グロース)1Q/ロゴスホールディングス(205A・グロース)1Q/鉄人化ホールディングス(2404・スタンダード)本決算/Shinwa Wise Holdings(2437・スタンダード)1Q/プラップジャパン(2449・スタンダード)本決算/グロースエクスパートナーズ(244A・グロース)本決算/INGS(245A・グロース)本決算/出前館(2484・スタンダード)本決算/ガーデン(274A・スタンダード)中間/ククレブ・アドバイザーズ(276A・グロース)本決算/ワイズテーブルコーポレーション(2798・スタンダード)中間/TMH(280A・グロース)3Q/ウェルディッシュ(2901・スタンダード)本決算/AFC-HDアムスライフサイエンス(2927・スタンダード)本決算/ジェイフロンティア(2934・グロース)1Q/ベースフード(2936・グロース)中間/パシフィックネット(3021・スタンダード)1Q/フォルシア(304A・グロース)中間/ハピネス・アンド・ディ(3174・スタンダード)本決算/ANAPホールディングス(3189・スタンダード)本決算/エスエルディー(3223・スタンダード)中間/TENTIAL(325A・グロース)本決算/ファンドクリエーショングループ(3266・スタンダード)3Q/GLP投資法人(3281・REIT)決算/日創グループ(3440・スタンダード)本決算/TKP(3479・グロース)中間/ユニシアホールディングス(3547・スタンダード)3Q/ユナイテッド&コレクティブ(3557・グロース)中間/ジェイドグループ(3558・グロース)中間/メディカルネット(3645・スタンダード)1Q/プリモグローバルホールディングス(367A・スタンダード)本決算/エータイ(369A・グロース)本決算/レント(372A・スタンダード)1Q/リップス(373A・グロース)本決算/IGポート(3791・スタンダード)1Q/サイバーステップホールディングス(3810・スタンダード)1Q/システムインテグレータ(3826・スタンダード)中間/エディア(3935・スタンダード)中間/ペイクラウドホールディングス(4015・グロース)本決算/MITホールディングス(4016・スタンダード)3Q/アクセルスペースホールディングス(402A・グロース)1Q/オーバーラップホールディングス(414A・グロース)本決算/アスマーク(4197・スタンダード)3Q/BeeX(4270・グロース)中間/モビルス(4370・グロース)本決算/サイエンスアーツ(4412・グロース)本決算/サーバーワークス(4434・スタンダード)中間/東名(4439・スタンダード)本決算/川上塗料(4616・スタンダード)3Q/フィットクルー(469A・グロース)3Q/室町ケミカル(4885・スタンダード)1Q/MORESCO(5018・スタンダード)中間/マーキュリー(5025・グロース)中間/トリプルアイズ(5026・グロース)本決算/セレコーポレーション(5078・スタンダード)中間/property technologies(5527・グロース)3Q/ABEJA(5574・グロース)本決算/Globee(5575・グロース)1Q/プロディライト(5580・グロース)本決算/JMACS(5817・スタンダード)中間/GO(581A・グロース)1Q/早稲田学習研究会(5869・スタンダード)1Q/ネイス(589A・グロース)本決算/タケダ機械(6150・スタンダード)1Q/メタリアル(6182・グロース)中間/KOMPEITO(618A・グロース)本決算/セラク(6199・スタンダード)本決算/JRC(6224・グロース)中間/ベルテックス(623A・スタンダード)3Q/オキサイド(6521・グロース)中間/アスタリスク(6522・グロース)本決算/日宣(6543・スタンダード)中間/MS&Consulting(6555・スタンダード)中間/コレックホールディングス(6578・スタンダード)中間/and factory(7035・スタンダード)本決算/識学(7049・グロース)中間/ユーピーアール(7065・スタンダード)本決算/トゥエンティーフォーセブンホールディングス(7074・グロース)3Q/ALiNKインターネット(7077・グロース)中間/AHCグループ(7083・グロース)3Q/グッドパッチ(7351・グロース)本決算/TWOSTONE&Sons(7352・グロース)本決算/ジオコード(7357・スタンダード)中間/オンデック(7360・グロース)3Q/ヒマラヤ(7514・スタンダード)本決算/テイツー(7610・スタンダード)中間/コパ・コーポレーション(7689・グロース)中間/東京衡機(7719・スタンダード)中間/幸和製作所(7807・スタンダード)中間/シー・エス・ランバー(7808・スタンダード)1Q/東京ボード工業(7815・スタンダード)中間/くろがね工作所(7997・スタンダード)3Q/さいか屋(8254・スタンダード)本決算/abc(8783・スタンダード)本決算/シーラホールディングス(8887・スタンダード)1Q/CaSy(9215・グロース)3Q/バリュークリエーション(9238・グロース)中間/フューチャーリンクネットワーク(9241・グロース)本決算/GRCS(9250・グロース)3Q/ラストワンマイル(9252・グロース)本決算/関通ホールディングス(9326・グロース)中間/昴(9778・スタンダード)中間/文教堂グループホールディングス(9978・スタンダード)本決算/大庄(9979・スタンダード)本決算

※本稿は、投資における情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。

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コマンドY

スイングトレーダー。著書に『10万円を1年で100万円にする株式投資術』(2026年7月発行)。決算を「地雷を避ける」ための守りの道具として読み、上がり始めを出来高で確かめてから乗ることを基本にしている。

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コマンドY

コマンドYスイングトレーダー

大学卒業後、メーカーを経て広告代理店にてPR・広報のコンサルとしてと企業支援に従事。ところが新型コロナと50歳の節目が重なり、「このまま真面目に働いていていいのか?」と自問自答。一念発起し脱サラして、FIREを目指してスイングトレーダーに転身。現実はまだ“たき火レベル”だが、日々発表される決算書とチャートの動向と格闘している。最近ではAIを駆使し、銘柄研究を行っている。

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