中古も賃貸も上昇基調 東京23区の住宅相場
マンション価格の高騰が止まらない。動産・住宅情報サービスの「ライフルホームズ」を運営するLIFULLLが公表した「LIFULL HOME’S マーケットレポート2025年11月版」によると、東京の住宅市場では、中古マンション価格と賃貸家賃の双方が上昇していることがわかった。
中古マンション価格では、東京23区のファミリー向き(2DK 、2LDK 、3K 、3DK 、3LDK ~)中古マンションの掲載価格は1億822万円となり、前年同月比146.0%、20か月連続の上昇で過去最高を更新した。反響価格(問い合わせが入った物件の平均価格)も7020万円となり、過去最高で初めて7000万円台に達した。
シングル向き(ワンルーム、1K、1DK 、1LDK 、2K)中古マンションにも、東京23区の掲載価格が6536万円、前年同月比138.4%で、11か月連続の上昇で過去最高を更新している。

都心6区(千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区、文京区)のファミリー向きは中古マンションの掲載価格は1億7305万円で、前年同月比148.2%。反響価格も1億1073万円(同120.8%)で、いずれも過去最高水準となっている。価格上昇という面では、23区を除く東京都下も同様でファミリー向き中古マンションの掲載価格も3600万円、シングル向きも2336万円でいずれも過去最高となっている。

賃貸の家賃はというと、同レポートによると東京23区のファミリー向き賃貸物件の掲載賃料は24万4579円で、前年同月比114.5%、16か月連続の上昇。シングル向き賃貸は、掲載賃料が11万9139円といずれも過去最高値。
しかし、ファミリー向き賃貸物件の反響賃料(問い合わせが入った物件の平均賃料)は、17万8155円で、掲載賃料との差額は6万6424円とで過去最大の開きとなった。

そんな中で、日本銀行が12月の金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げると予想さており、住宅購入のハードルがさらに上がりそうだ。








