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パルグループHD 営業益1.1%増で中間計画に届かず、下期は16.1%増が要る|決算ウォッチ

10月6日の決算発表は9社。パルグループHDは中間期の営業利益が1.1%増の142億5400万円で、計画の150億円に届かなかった。サカタのタネは営業利益が24.1%減。古野電気が上方修正、アクセルスペースHDなどが下方修正を出した。

コマンドY2026/10/07

パルグループHD 営業益1.1%増で中間計画に届かず、下期は16.1%増が要る|決算ウォッチ
  • パルグループHDは中間の営業益が計画に届かず、下期に16.1%増が要る
  • サカタのタネは円安で増収も、為替を除けば減収で営業益は24.1%減
  • 上方修正は古野電気など3社、下方修正はアクセルスペースHDなど4社

この記事でわかること
・☆【注目度S級】パルグループホールディングス(2726)
・◎【注目度A級】サカタのタネ(1377)
・(B級)サンエー(2659)
・★【要注意D級】三陽商会(8011)
・【上方修正】古野電気ほか2社
・【下方修正】アクセルスペースHDほか3社
・【スタンダード・グロース】note
・【翌日の発表予定】10月7日(水)9社

☆【注目度S級】パルグループホールディングス(2726)

パルグループホールディングス(2726)2027年2月期 中間
中間期の営業利益は前年同期比1.1%増の142億5400万円で、期初に示した中間期の計画150億円に7億4600万円届かなかった。売上高は4.1%増の1219億3100万円だ。読みどころは事業の明暗で、衣料は営業利益を4億7600万円伸ばしたが、3COINSを含む雑貨は3億2300万円の減益だった。通期の営業利益計画294億円は据え置いたので、下期には前年同期比16.1%増の151億4600万円が要る。株価は6日終値1397円で、25日線(約1473円)を5.2%下回った位置で決算発表を迎えた。1〜2週間で見るのは、この25日線を回復できるかだ。

パルグループホールディングス(2726)の株価と25日線

10月6日の終値1397円は、25日線(1473円)を5.2%下回る

陽線陰線25日線決算発表日(10月6日)

13001400150016008月9月10月
直近10営業日の数値を表で見る
日付終値25日線乖離
9/181486円1505円-1.3%
9/241469円1505円-2.4%
9/251468円1503円-2.3%
9/281420円1499円-5.3%
9/291414円1495円-5.4%
9/301431円1491円-4.0%
10/11429円1487円-3.9%
10/21399円1481円-5.5%
10/51411円1477円-4.5%
10/61397円1473円-5.2%
出所:J-Quants(JPX)の日足から作成。株価は分割調整後、25日線は終値の25営業日平均。直近60営業日

◎【注目度A級】サカタのタネ(1377)

サカタのタネ(1377)2027年5月期 1Q
1Qの売上高は7.2%増の246億7000万円、営業利益は24.1%減の33億8700万円だった。売上が伸びて利益が減る形で、増収分の16億6400万円は為替の押し上げ17億7600万円を下回っており、円安を除けば減収になる。利益は売上総利益率の低下と、人件費を中心とする販管費の増加で削られた。中間期の営業利益計画60億円に対する進捗は56.5%で、計画は据え置いた。株価は6日終値4220円で、25日線(約4346円)を2.9%下回る。1〜2週間で見るのは、この25日線を回復できるかだ。

サカタのタネ(1377)の株価と25日線

10月6日の終値4220円は、25日線(4346円)を2.9%下回る

陽線陰線25日線決算発表日(10月6日)

400042004400460048008月9月10月
直近10営業日の数値を表で見る
日付終値25日線乖離
9/184410円4401円+0.2%
9/244390円4401円-0.3%
9/254390円4398円-0.2%
9/284365円4395円-0.7%
9/294295円4387円-2.1%
9/304295円4377円-1.9%
10/14305円4370円-1.5%
10/24255円4361円-2.4%
10/54230円4353円-2.8%
10/64220円4346円-2.9%
出所:J-Quants(JPX)の日足から作成。株価は分割調整後、25日線は終値の25営業日平均。直近60営業日

(B級)サンエー(2659)

サンエー(2659)2027年2月期 中間
中間期の営業利益は13.1%増の98億4900万円で、中間期の計画90億2600万円を9.1%上回った。営業収益は6.3%増の1299億2900万円だ。通期の営業利益計画175億2700万円は据え置いたが、進捗はすでに56.2%に達している。
株価は9月3日の3400円から6日終値3150円まで7.4%下げ、25日線(約3335円)を5.6%下回った位置で決算発表を迎えた。数字は崩れておらず、下げてきた分の見直しが入るかが焦点だ。1〜2週間で見るのは、25日線まで戻れるかどうか。

★【要注意D級】三陽商会(8011)

三陽商会(8011)2027年2月期 中間
中間期は売上高が4.0%減の259億5300万円、営業損益は4億9900万円の赤字(前年同期は2億1300万円の赤字)で、8月28日に引き下げた中間期の計画(4億円の赤字)も下回った。通期の営業利益計画21億円は据え置いたが、届くには下期に前年同期比72.0%増の25億9900万円が要る。期末配当の予想は36円から31円に下げた(下方修正あり)。株価は11時の発表を受けた6日終値が1315円で、25日線(約1388円)を5.3%下回る。1〜2週間で見ておくべき点は、この25日線の下で推移が続くかだ。

【上方修正】

銘柄修正した項目修正前→修正後修正率
古野電気(6814・プライム)2027年2月期 中間期 営業利益100億円→128億円28.0%増
同 中間期 純利益80億円→99億円23.8%増
放電精密加工研究所(6469・スタンダード)2027年2月期 営業利益14億3600万円→18億3200万円27.5%増
同 当期純利益8億6600万円→11億5100万円32.9%増
同 期末配当20円→25円5円増配
バーチャレクス・ホールディングス(6193・グロース)2027年3月期 中間期 営業利益1億円→1億7500万円75.0%増

古野電気は舶用事業で商船向けの販売が想定を上回り、中間期の予想を引き上げた。通期と配当は、10月9日の中間決算短信とあわせて示す。放電精密加工研究所は中間期の実績が予想を上回り、通期と期末配当も引き上げた。バーチャレクス・ホールディングスは中間期だけの修正で、通期は据え置いた。

【下方修正】

銘柄修正した項目修正前→修正後修正率
三陽商会(8011・プライム)2027年2月期 期末配当36円→31円5円減配
アクセルスペースホールディングス(402A・グロース)2027年5月期 売上高90億円→67億円25.6%減
同 営業損益8億円の赤字→23億円の赤字赤字拡大
同 当期純損益2億4000万円の赤字→36億5000万円の赤字赤字拡大
TWOSTONE&Sons(7352・グロース)2026年8月期 営業利益13億2400万円→8億1000万円38.8%減
同 当期純利益6億6000万円→4億2800万円35.1%減
アルファ(4760・スタンダード)2026年8月期 営業利益2億6000万円→1億6300万円37.3%減
同 当期純利益1億3000万円→3200万円75.4%減

三陽商会は8月に自己株式を取得して期末の株主資本が減る見込みとなり、株主資本配当率(DOE)5%の方針に沿って期末配当を下げた(9月1日の1株→3株の分割後の金額)。アクセルスペースホールディングスは、7月に打ち上げた小型衛星「GRUS-3」7機のうち4機で高速通信系統の不具合が恒久故障と判断し、18億7900万円の減損損失を1Qに特別損失として計上する。TWOSTONE&Sonsは稼働エンジニア数が期初想定を下回り、アルファは売上総利益率の低下と販管費の増加を理由に挙げた。

【スタンダード・グロース】

note(5243・グロース)2026年11月期 3Q
3Q累計の営業利益は8億4900万円で、前年同期の1億2700万円から567.0%増えた。売上高は33.2%増の40億5800万円だ。通期の営業利益計画11億円に対する進捗は77.2%で、計画は据え置いた。株価は1か月で42.5%上げ、6日終値3850円は25日線を22.1%上回る位置にある。

【翌日の発表予定】10月7日(水)9社

エービーシー・マート(2670) 中間/わらべや日洋ホールディングス(2918) 中間/ツルハホールディングス(3391) 中間/三協立山(5932) 1Q

サイプレス・ホールディングス(428A・スタンダード)本決算/ミトラグループ(6093・スタンダード)中間/エヌ・ピー・シー(6255・グロース)本決算/タカキュー(8166・スタンダード)中間/天満屋ストア(9846・スタンダード)中間

※本稿は、投資における情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。

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記事を書いた人

コマンドY

スイングトレーダー。著書に『10万円を1年で100万円にする株式投資術』(2026年7月発行)。決算を「地雷を避ける」ための守りの道具として読み、上がり始めを出来高で確かめてから乗ることを基本にしている。

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この記事を書いた人

コマンドY

コマンドYスイングトレーダー

大学卒業後、メーカーを経て広告代理店にてPR・広報のコンサルとしてと企業支援に従事。ところが新型コロナと50歳の節目が重なり、「このまま真面目に働いていていいのか?」と自問自答。一念発起し脱サラして、FIREを目指してスイングトレーダーに転身。現実はまだ“たき火レベル”だが、日々発表される決算書とチャートの動向と格闘している。最近ではAIを駆使し、銘柄研究を行っている。

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