大学卒業後、メーカーを経て広告代理店にてPR・広報のコンサルとしてと企業支援に従事。ところが新型コロナと50歳の節目が重なり、「このまま真面目に働いていていいのか?」と自問自答。一念発起し脱サラして、FIREを目指してスイングトレーダーに転身。現実はまだ“たき火レベル”だが、日々発表される決算書とチャートの動向と格闘している。最近ではAIを駆使し、銘柄研究を行っている。
この記事でわかること
・☆【注目度S級】パルグループホールディングス(2726)
・◎【注目度A級】サカタのタネ(1377)
・(B級)サンエー(2659)
・★【要注意D級】三陽商会(8011)
・【上方修正】古野電気ほか2社
・【下方修正】アクセルスペースHDほか3社
・【スタンダード・グロース】note
・【翌日の発表予定】10月7日(水)9社
☆【注目度S級】パルグループホールディングス(2726)
パルグループホールディングス(2726)2027年2月期 中間
中間期の営業利益は前年同期比1.1%増の142億5400万円で、期初に示した中間期の計画150億円に7億4600万円届かなかった。売上高は4.1%増の1219億3100万円だ。読みどころは事業の明暗で、衣料は営業利益を4億7600万円伸ばしたが、3COINSを含む雑貨は3億2300万円の減益だった。通期の営業利益計画294億円は据え置いたので、下期には前年同期比16.1%増の151億4600万円が要る。株価は6日終値1397円で、25日線(約1473円)を5.2%下回った位置で決算発表を迎えた。1〜2週間で見るのは、この25日線を回復できるかだ。
パルグループホールディングス(2726)の株価と25日線
10月6日の終値1397円は、25日線(1473円)を5.2%下回る
陽線陰線25日線決算発表日(10月6日)
直近10営業日の数値を表で見る
| 日付 | 終値 | 25日線 | 乖離 |
|---|---|---|---|
| 9/18 | 1486円 | 1505円 | -1.3% |
| 9/24 | 1469円 | 1505円 | -2.4% |
| 9/25 | 1468円 | 1503円 | -2.3% |
| 9/28 | 1420円 | 1499円 | -5.3% |
| 9/29 | 1414円 | 1495円 | -5.4% |
| 9/30 | 1431円 | 1491円 | -4.0% |
| 10/1 | 1429円 | 1487円 | -3.9% |
| 10/2 | 1399円 | 1481円 | -5.5% |
| 10/5 | 1411円 | 1477円 | -4.5% |
| 10/6 | 1397円 | 1473円 | -5.2% |
◎【注目度A級】サカタのタネ(1377)
サカタのタネ(1377)2027年5月期 1Q
1Qの売上高は7.2%増の246億7000万円、営業利益は24.1%減の33億8700万円だった。売上が伸びて利益が減る形で、増収分の16億6400万円は為替の押し上げ17億7600万円を下回っており、円安を除けば減収になる。利益は売上総利益率の低下と、人件費を中心とする販管費の増加で削られた。中間期の営業利益計画60億円に対する進捗は56.5%で、計画は据え置いた。株価は6日終値4220円で、25日線(約4346円)を2.9%下回る。1〜2週間で見るのは、この25日線を回復できるかだ。
サカタのタネ(1377)の株価と25日線
10月6日の終値4220円は、25日線(4346円)を2.9%下回る
陽線陰線25日線決算発表日(10月6日)
直近10営業日の数値を表で見る
| 日付 | 終値 | 25日線 | 乖離 |
|---|---|---|---|
| 9/18 | 4410円 | 4401円 | +0.2% |
| 9/24 | 4390円 | 4401円 | -0.3% |
| 9/25 | 4390円 | 4398円 | -0.2% |
| 9/28 | 4365円 | 4395円 | -0.7% |
| 9/29 | 4295円 | 4387円 | -2.1% |
| 9/30 | 4295円 | 4377円 | -1.9% |
| 10/1 | 4305円 | 4370円 | -1.5% |
| 10/2 | 4255円 | 4361円 | -2.4% |
| 10/5 | 4230円 | 4353円 | -2.8% |
| 10/6 | 4220円 | 4346円 | -2.9% |
(B級)サンエー(2659)
サンエー(2659)2027年2月期 中間
中間期の営業利益は13.1%増の98億4900万円で、中間期の計画90億2600万円を9.1%上回った。営業収益は6.3%増の1299億2900万円だ。通期の営業利益計画175億2700万円は据え置いたが、進捗はすでに56.2%に達している。
株価は9月3日の3400円から6日終値3150円まで7.4%下げ、25日線(約3335円)を5.6%下回った位置で決算発表を迎えた。数字は崩れておらず、下げてきた分の見直しが入るかが焦点だ。1〜2週間で見るのは、25日線まで戻れるかどうか。
★【要注意D級】三陽商会(8011)
三陽商会(8011)2027年2月期 中間
中間期は売上高が4.0%減の259億5300万円、営業損益は4億9900万円の赤字(前年同期は2億1300万円の赤字)で、8月28日に引き下げた中間期の計画(4億円の赤字)も下回った。通期の営業利益計画21億円は据え置いたが、届くには下期に前年同期比72.0%増の25億9900万円が要る。期末配当の予想は36円から31円に下げた(下方修正あり)。株価は11時の発表を受けた6日終値が1315円で、25日線(約1388円)を5.3%下回る。1〜2週間で見ておくべき点は、この25日線の下で推移が続くかだ。
【上方修正】
| 銘柄 | 修正した項目 | 修正前→修正後 | 修正率 |
|---|---|---|---|
| 古野電気(6814・プライム) | 2027年2月期 中間期 営業利益 | 100億円→128億円 | 28.0%増 |
| 同 中間期 純利益 | 80億円→99億円 | 23.8%増 | |
| 放電精密加工研究所(6469・スタンダード) | 2027年2月期 営業利益 | 14億3600万円→18億3200万円 | 27.5%増 |
| 同 当期純利益 | 8億6600万円→11億5100万円 | 32.9%増 | |
| 同 期末配当 | 20円→25円 | 5円増配 | |
| バーチャレクス・ホールディングス(6193・グロース) | 2027年3月期 中間期 営業利益 | 1億円→1億7500万円 | 75.0%増 |
古野電気は舶用事業で商船向けの販売が想定を上回り、中間期の予想を引き上げた。通期と配当は、10月9日の中間決算短信とあわせて示す。放電精密加工研究所は中間期の実績が予想を上回り、通期と期末配当も引き上げた。バーチャレクス・ホールディングスは中間期だけの修正で、通期は据え置いた。
【下方修正】
| 銘柄 | 修正した項目 | 修正前→修正後 | 修正率 |
|---|---|---|---|
| 三陽商会(8011・プライム) | 2027年2月期 期末配当 | 36円→31円 | 5円減配 |
| アクセルスペースホールディングス(402A・グロース) | 2027年5月期 売上高 | 90億円→67億円 | 25.6%減 |
| 同 営業損益 | 8億円の赤字→23億円の赤字 | 赤字拡大 | |
| 同 当期純損益 | 2億4000万円の赤字→36億5000万円の赤字 | 赤字拡大 | |
| TWOSTONE&Sons(7352・グロース) | 2026年8月期 営業利益 | 13億2400万円→8億1000万円 | 38.8%減 |
| 同 当期純利益 | 6億6000万円→4億2800万円 | 35.1%減 | |
| アルファ(4760・スタンダード) | 2026年8月期 営業利益 | 2億6000万円→1億6300万円 | 37.3%減 |
| 同 当期純利益 | 1億3000万円→3200万円 | 75.4%減 |
三陽商会は8月に自己株式を取得して期末の株主資本が減る見込みとなり、株主資本配当率(DOE)5%の方針に沿って期末配当を下げた(9月1日の1株→3株の分割後の金額)。アクセルスペースホールディングスは、7月に打ち上げた小型衛星「GRUS-3」7機のうち4機で高速通信系統の不具合が恒久故障と判断し、18億7900万円の減損損失を1Qに特別損失として計上する。TWOSTONE&Sonsは稼働エンジニア数が期初想定を下回り、アルファは売上総利益率の低下と販管費の増加を理由に挙げた。
【スタンダード・グロース】
note(5243・グロース)2026年11月期 3Q
3Q累計の営業利益は8億4900万円で、前年同期の1億2700万円から567.0%増えた。売上高は33.2%増の40億5800万円だ。通期の営業利益計画11億円に対する進捗は77.2%で、計画は据え置いた。株価は1か月で42.5%上げ、6日終値3850円は25日線を22.1%上回る位置にある。
【翌日の発表予定】10月7日(水)9社
エービーシー・マート(2670) 中間/わらべや日洋ホールディングス(2918) 中間/ツルハホールディングス(3391) 中間/三協立山(5932) 1Q
サイプレス・ホールディングス(428A・スタンダード)本決算/ミトラグループ(6093・スタンダード)中間/エヌ・ピー・シー(6255・グロース)本決算/タカキュー(8166・スタンダード)中間/天満屋ストア(9846・スタンダード)中間
※本稿は、投資における情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。






