【倒産態様・企業規模・地域別】清算型が9割超・関東と近畿で増加
倒産態様別では「清算型」が934件(前年902件)で3.5%増となり、「破産」が896件と全体の92.8%を占めた。「特別清算」は38件で前年と同数であった。
「再生型」は31件(前年23件)で34.8%増となり、「民事再生法」は30件、「会社更生法」は1件発生した。
負債額では、5000万円未満が579件で全体の60.0%を占め、2カ月連続で前年を上回った。「5000万円以上1億円未満」は156件、「1億円以上5億円未満」は186件、「5億円以上10億円未満」は28件、「10億円以上50億円未満」は14件、「50億円以上100億円未満」は1件、「100億円以上」は1件だった。
資本金規模では、個人+1000万円未満が714件で11.0%増となり、全体の74.0%を占めた。「5000万円未満」が224件、「1億円未満」が23件、「1億円以上」は4件であった。

業歴別では「30年以上」が305件(前年同月296件、3.0%増)で最も多く、全体の31.6%を占めた。老舗(100年以上)は12件(同16件、25.0%減)であった。
「新興企業」(10年未満)は275件(前年287件)で4.2%減。その内訳は「3年未満28件」「5年未満57件」「10年未満190件」である。「15年未満」は148件、「20年未満」96件、「30年未満」141件であった。
地域別では、9地域のうち4地域が前年を上回っている。
関東は334件で最も多く、5カ月連続で前年を上回り、10月として過去10年で最多。近畿は261件で16.0%増、中部は129件(10.3%増)、九州は92件(9.5%増)で4カ月連続増。
一方、東北は43件で34.8%減と前年を下回った。北海道は23件、北陸24件、中国42件、四国17件であった。都道府県別では47都道府県中24が前年を上回った。







